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2年後の2023年には開業60周年を迎える神戸港のシンボルである神戸ポートタワー。この記念すべき年に向けて開業以来最大の大規模なリニューアルプロジェクトが計画されています。
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プロジェクト概要
神戸ポートタワーリニューアル
リニューアルのハイライトはタワー最上部の屋上に設けられる展望テラス。地上100mの高さで海の風に吹かれながら神戸港や神戸の都心、山々をはじめ360度のパノラマを見渡す事ができる新施設。
タワーの足元の4階に屋外テラスを整備。
4階はカフェテラス等を想定。
神戸ポートタワー改修工事概要
①耐震改修工事
②低層4階テラス及び展望階展望歩廊新設工事
③エレベーター更新工事
④老朽化対策工事(トイレ改修・設備機器の更新・外部塗装改修等)
⑤照明器具LED化工事
改修工事に伴う閉館期間 21年9月27日~23年度(見込)
準備工事は解体工事から
この秋より進められる本格的な改修工事に先立って行われる解体工事が予定されています。それは現在、ポートタワーと中突堤中央ビルを接続する連絡ブリッジの撤去工事です。
この連絡デッキは両側の2つの建物の3階を接続しているものですが、今回のリニューアル工事を機に切り離しを行います。
ブリッジと接続している歩道橋階段も解体対象です。
解体工事の完成期限は8月31日までで、本日にこの工事を担う事業者を制限付一般競争入札で決定する予定となっています。
ポートタワーとの接続が切り離される中突堤中央ビル。一時はポートタワーと一体的に南館の再開発が構想されましたが、南館だけでの開発は民間事業者には事業化は困難という見解を受けて、ポートタワー単独でのリニューアルに踏み切った形です。南館はKiss-FM神戸等の主要テナントが退出しましたが、再開発の目処は立っていません。神戸港で構想のある都市型ロープウェイと絡めた開発が考えられる可能性もあるかもしれません。
集客の厳しい現況下を上手く活用して改修工事期間に宛てがい、十分に日常が戻ってくる可能性のある2年後にリニューアルオープンするという流れは一つの考え方としてはアリだと思います。
11年前にも改修が行われている
約11年前のリニューアルでもタワーがこのようにスッポリと足場と養生ネットで円筒形に覆われました。
堤が筒になりましたが、今回も同様かと思われます。改修期間は2年近くとかなりの長期です。現在、緊急事態宣言下で営業休止を余儀なくされています。奇しくも昨年も5月末まで緊急事態で閉館していましたが、6月1日より営業を再開しました。改修開始前のポートタワーをより長く楽しむ為、早期の再開が待たれます。
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