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ポートアイランドへの移転に伴い、解体撤去された海岸通りは波止場町の神戸水上警察署庁舎ですが、その跡地で何やら工事が開始されています。
都心から海を眺められるようにする為に同警察署の移転と解体を行ったはずですが、工事が始まったとなると、市はこの構想を諦めてしまったのかと思いきや…
現地看板には「神戸水上警察署庁舎第二期解体撤去工事」と銘打っていました。
第一期工事は地上部の建物を解体し、第二期では地下や基礎部の解体撤去という工期を分けた工事となったようです。
解体工事完了後には隣接しているみなと公園と共に跡地は再整備が施されるのでしょうか。
そんな解体工事を嘲るように隣接した神戸第2地方合同庁舎は耐震改修工事が進められています。海岸通の南側の建物を撤去したい神戸市にまるで挑戦するかのように国は現状の既存建物の維持を貫く覚悟です。
海岸通のこの風景はまだ数十年は変わりそうにはないようです。中途半端に水上警察署跡が歯抜けになってしまいます。
こちらが最終的に市が目指したい波止場町の姿ですが…
ひとまずは合同庁舎本館は残った状態で、水上警察署と合同庁舎の別館を解体撤去することを当面の目標とするようですね。
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神戸第2地方合同庁舎ほどの大規模な建物を、新築移転するとなるとそれこそ無駄な公共事業として、神戸市民以外からは袋叩きに合うかも知れません。
市が描いた波止場町の風景は、道州制が施行され、国の出先機関がドラスティックに削減されない限りは、今世紀中は絵に描いたもちになりそうです。
この当たりの整備ですが、夏場はまぁ涼しげでいいかもしれませんが、冬場は寒々しくは
ないでしょうか?
この港側の建物が、神戸の主要な縦筋の道路からの海への視線を遮っているおかげで、冬場の寒々しさが多少は軽減されている効果もあると思います。
それと、この手の建物を撤去して公園を整備する事により、また多額の公園維持費用がかかります。
また、民間の建物が建つ訳でもないので、何かお金を生む利用法でもありません。
またせっかく海が見えたところで、今はかつてと違い高速道路が分厚く貼られている景観になっています。
神戸市はこれ以上、市の資産を増やして経費だけが太る(市民の憩いの場の整備ですか?)体制にお金を費やす余裕はない筈です。
LRTとの連携もこのイラストだけでは不明ですし、第一突堤の為だけにこれだけの規模の整備が必要なのであれば本末転倒のような気がします。
先日の取材された内容ではないですが、この場所のような隅っこの整備よりも、センタープラザの去就に道筋を建てたり、ウミエへの導線をさっさと整備する方が100倍有効だし取組む優先度も遥かに高いと思ってしまうのですが・・・
市と国の調和の無さにがっかりしますね。
前にも書きましたが、いっそうのこと高架道路の南側を埋め立てたらいい。
警察署後のエリアを公園プラス、南側へのゲートウェイの一つに。
市は、波止場町のみ海岸線が昔のままということで、なんとかそのまま残して活性させようとしてますが、今は2重の高架道路がありまったく風景は違いますね。
メリケンパーク・ハーバーエリアと今後開発が見込まれる新港第1~3突堤エリアを陸地で結び、突堤エリアの倉庫前の道路を西に延長してメリケンのフィッシュダンスあたりで結んでやれば東西の交通網もしっかりし、立派なサウスエリアができあがります。
こうなると暗い高架道路をいちいちくぐることなく、神戸らしい海岸エリアを満喫できると思うな。
夢想家さん
市は横浜の山下公園を目指したいでしょうね。しかしその先にはあまりにも障害が大き過ぎるようです。
カンさん
確かにこの波止場町整備以上にもっと性急に取り組む必要のある課題は山ほどあるかと思います。
ジョーさん
確かに周囲の道路網は寸断されていて連結感がありません。現状のままでは突堤開発を進めてもウォーターフロントとしての一体感はありませんね。
ここは酷い神戸第2地方合同庁舎別館ですね
神戸新聞NEXT|社会|ワケあり“お化け屋敷” べっぴん神戸港に水差す
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201701/0009811147.shtml
波止場町1番地の概要
http://www.city.kobe.lg.jp/information/project/innovation/toshin/img/081125teigen-2.p…