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解体工事が完了した三共生興スカイビル跡さ地。設置されていた仮囲いが撤去されたと思いきや、敷地が全面的にアスファルトで舗装されました。
敷地面積2,000平方メートルを越える広大なパーキングが誕生しようとしています。
パーキングの運営はデグチコーポレーション。同社は既存ビルの解体工事を施工した事業者です。同社がパーキング運営も行なっているとは思いませんでした。
この土地を三共生興から取得した都市環境開発は既に転売しているようですが、デグチコーポレーションが購入したとは思えません。解体とその後の調整期間中の暫定利用にコインパーキングに転用し、その運営委託を受けていると考えるのが妥当です。
神戸市が施行したオフィスビル建設促進制度第2号の認定を受けるプロジェクトとして始動して欲しいと思います。
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地価が高いだけにオフィスだけじゃ投資に見合うだけのリターンが期待できないんじゃないでしょうか?
観光需要が見込まれるならホテルが良いと思います。
都市再生緊急整備地区の指定区域にも属してないですし、ヴィーナス規制だけなら35階くらいの建物は建設可能でしょうが、旧居留地地区計画で高さ90m以下で壁面後退5mとなるとね東西の間口が狭いのでね。景観規制等も重なってくるので制約が多いだけで緩和がないので建築主からすると投資対象としておもしろくないエリアです。企業物価も急上昇している現状では建設促進制度程度では起爆剤となり得ず大きなお金は落ちてこないでしょう。
神戸市の特に都心部の都市計画は根本から見直さないとどうにもならないと思います。
新港町開発が進むしアリーナができると人の流れもまた変わるし大胆な規制緩和を行い大型投資を引き寄せればもっと大きく都心部が変わるチャンスだと思うのですがどうでしょ。
旧居留地に於ける現地区計画要件は民間不動産投資の促進どころか特にオフィスビル建替え促進には致命的な欠陥があるので地区計画を見直さない限り建替え促進は困難です。それはまさに地区内に地上20mもしくは地上30mで設定された5mの壁面後退です。これは高さ制限以上に負の影響があります。
壁面後退などの建築形態に関する規制は東京丸の内のように個々の建築敷地が大面積である場合には都市景観誘導の一定の効果がありますが、旧居留地の敷地は大半が狭小で敷地の奥行きが小さいため壁面後退によるダメージが大きいのです。オフィスビルは一般的に効率の良い基準階を積み重ねて計画されるので、壁面後退により効率的な基準階が最上階まで取れないのです。そして本敷地も地上20m部分で5mの壁面後退が必要です。
神戸市の地区計画や景観条例は都市経営や企業の経済原理と背反し、景観一辺倒の条例・体系を都心部にまで導入した愚策により迷走を続ける事になっています。そもそも大幅な壁面後退が個別物件ではなく広範囲な地区に一律に導入されるような乱暴な例は他都市では目にしません。残念ながら都心部の更新を妨害しているのは神戸市自身なのです。