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当初の計画では、大阪万博開催の25年までの完了を目指すとしていた新神戸駅前の再整備計画ですが、現在の時点では未だ着手に至らず、2月中旬に発表された神戸市の予算案では、駅前立体駐車場の整備の設計のみと記載され、どのようなスケジュールで、どのように整備を進めていくのか定かなく、25年の完成は完全に消滅してしまいました。
その後、神戸市都市局が別途、作成した令和6年度予算説明書には新神戸駅前の再整備計画についてより詳細なスケジュールが示されました。
この資料によると、以下の形で再整備がすすめられいくようです。
- 24〜25年度: 立体駐車場及び駅前広場についての関係者協議・設計
- 26年度: 立体駐車場建設工事
- 27〜29年度: 駅前広場再整備工事
計画されている駅前広場の整備内容では、既存の駅前広場内の駐車場の撤去もしくは削減が必要となり、まずは同等の駐車場スペースを限られた土地面積内で確保する為、広場の西側に立体駐車場を整備する必要があるようです。
この内容は既に基本計画で示されていましたが、一般車駐車場を立体化するという事は盛り込まれていなかったと思われます。
イメージパースでもこの広場西側の駐車場は平面パーキングとして描かれています。生田川に沿って整備される人工地盤の下も駐車場として活用される想定かと思いますが、立体化は現在よりも駅前再整備や将来的に構想されている新神戸ロープウェイの摩耶山への延伸等によって駐車場利用者の増加に備え、これまで以上の駐車キャパシティを確保したいという思惑があるのかもしれません。
しかし計画の大幅な遅れは残念です。神戸駅前広場の再整備同様に地中埋設物の移設等に手間取る為でしょうか。駅前広場の再整備工事自体も3年の工期が見込まれており、かなりの長期工事になります。段階的に供用を開始する想定なのではないかと思われます。
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