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デザインプロポーザルの提案公募を行っていた新神戸駅前広場・生田川公園再整備デザイン計画の検討業務委託候補事業者の選定結果が発表されました。公募には7事業者からの提案があり、最終的に株式会社E-DESIGNを代表企業とし、株式会社畑友洋建築設計事務所を構成企業とするグループが委託候補事業者として選定されました。
事前に駅前広場から生田公園に掛けて、T字型に渡った範囲を対象とする再整備基本案が策定され、1-2階の駅前広場用途の転換も盛り込まれていました。
最優秀評価を受けたE-DESIGN等の提案内容は以下を概略としています。
- フラワーロードの起終点であるとともに山への玄関口である新神戸駅前広場が、ハーブをメインとした花と緑があふれるまちのエントランスとして、神戸の新しい「顔」となるような「新神戸ハーブガーデン」を提案。
- 民間の力を導入して、にぎわいの施設の常設、仮設、キッチンカーなどイベント時の一時利用等、様々な状況にフレキシブルに対応可能な、南北に連携する広場を計画。
この内容に対して、高評価を得た理由は以下として挙げられています。
- 斬新なアイデアを基に、神戸の玄関口にふさわしい、シンボリックな整備イメージの提案がなされており、神戸の新しい「顔」として賑わいの創出が期待できる。
- ハーブをメインに、花と緑をコンセプトとした提案で、フラワーロードの起終点や六甲山の玄関口として、周辺への波及効果が期待できる。
- 帯状に構成された植栽計画は、駅から生田川公園まで含めた全体の構成にモジュールのような統一的な秩序を与えており、桜並木との関係性やリズムも生まれる。
- 周辺施設等との相互補完や連携に関する具体的な提案がなされており、地域の総合的な魅力づくりを進めるマネジメントが期待できる。
- 歩行者から最小限の植栽量で最大限の視覚効果を生む配慮がなされているなど、ライフサイクルコストに関しても配慮されており、費用対効果の高い提案がなされている。
にぎわいの施設の常設、仮設、キッチンカーなどイベント時の一時利用等、様々な状況にフレキシブルに対応可能な、南北に連携する広場を計画するとの事ですが、やはり常設型の施設が無いと、賑わいを定着させる事は難しいと思われます。この点については、しっかりと踏み込んだ内容にすべきです。
駅前広場の再整備に合わせて、新神戸駅の駅舎の外装についてもリニューアルが図られる事を期待したいですね。陸の玄関型として、内部は逐次改修が行われていますが、外装はほぼ開業時から変化がありません。
駅前広場は23年から工事に着手し、24年度には完成予定です。先日、東京に2年ぶりに行った際、インフラ整備や再開発が大きく進んでおり、開くばかりの格差を再痛感しました。
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JR西日本も改善したいとの意思はあるようですが、
中々着手にかかるのは時間がかかるみたいですね・・・。
元国鉄現民営とはいえ時間がかかりすぎているようにも思います。
JR西日本にもスピード感が欲しいところですが、
赤字路線にも手を入れていかないといけないなど
様々な手間のかかる要素を神戸市以上に抱えている中で
JR西日本を神戸市が巻き込むのは苦労があるなと思いますが、神戸市は引き続きラブコールやコミュニケーションを続けていかないといけないと思います。その中で神戸市が先手を打って前を進むのは、これが出来るのは神戸市という事業主体しかないわけですから完璧とはいかないまでも
前に進んだこと自体を評価すべきだと思います。
新神戸もですが、JRにはまず三ノ宮を喫緊の課題として進めて貰う必要があります。これ無くして他はないでしょう。市が出来る事は限られているので、どうしたら民が動いてくれるのかを考え直す必要があると思います。