神戸市は来年度予算に約14億円を計上して新港第3・第4突堤の間を埋め立てる予定です。ポートターミナルに停泊するクルーズ船の乗降客を運ぶバスや三宮フェリーターミナルを発着するジャンボフェリー・宮崎カーフェリー等の貨物車の待機場として整備します。
埋め立てるのは両突堤の根元部分とされるこの場所です。埋め立てられる面積は約1.6万平方メートル。
最終的には事業費は25億円に上る予定で、今年度から埋め立て工事に着手し、2022年に完成させる予定です。
大きな事業費を投じてまで進めなければならない新たな埋め立て造成なのかと思いましたが、大型クルーズ船が就航すると100台のバスがターミナルへ乗り入れ、乗船客を関西の観光地へと運びます。この待機場が全く無いのが現状です。
またカーフェリーについても需要が大幅に増加している為、貨物車の置き場に不足し、第2突堤にまで溢れている状態です。
これらの問題の解決策として考案されたのが今回の埋め立てです。クルーズ船の日本の港への寄港数は中国の景気減速を受けて、各港で下降しています。特に好調だった九州の港が軒並み下降。しかし横浜と神戸は寧ろ寄港数を伸ばしました。埋め立て策によって国内の港に差を付ける事が出来るのであれば良いのですが、乗船客が乗り込んだバスは殆どが神戸をスルーして関西各地へと繰り出すというこれまでの状況に対する具体的な対応策もセットて考えなければ、神戸港への寄港が増えてもその果実は神戸経済へ波及しません。
新港第3・第4突堤間を埋め立て クルーズ客船受け入れの体制を強化
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以前 ポートターミナルに大型クルーズ船の発着間際に行ったことがありますが、次々外国人を乗せたバスが何台もやってきて沢山のクルーズ客が続々と船に乗るために集まってきていました。
そのバスの止まる場所を新しく埋立したところに移すということでしょうか?素人が見た限りではあんまり不便そうには思わなかったですのでコベルンさんも言われているように投資の価値があるか?は疑問だと感じます。
もう1つの貨物については、わからないのでコメントできません。
どちらかというと、その次々来るバスの「待機場所」になるんじゃないでしょうか。フラワーロード等で列を成してバスが駐車されている現状がありますのて、元町駅前にバス待機場所が作られるのと同じような理由ではないでしょうか。
「突堤」が過去の遺物なんですよね。歴史的価値があるものは残して、それ以外は全部埋め立てる(或いは逆に撤去して水面を広げる)くらいは検討して欲しいところです。