先週末はうだるような暑さながら湿度は割合低く、この時季としては珍しい精細な景色が広がりました。こんな日の海と空は青く美しいものです。且つウォーターフロントの建造物も良く映えます。
いつ見てもこの中突堤の先端にこのホテルを建設できた事はある意味、奇跡だと思います。竹中工務店の設計作品ですが、95年の開業以来、未だウォーターフロントにこのホテルのデザイン性を超える建物は存在しません。
ポートタワーと海洋博物館はやはり海を挟んで眺める姿が良いですね。
ホテルオークラと三点セットが神戸の代表的な景観となってから約30年。
中突堤の後方にハーバーランド。神戸のウォーターフロントの景観も三宮と同じくこの20年はあまり変わっていません。
みなとこうべ海上花火大会の翌朝でしたので、まだその余韻が第1突堤には色濃く残っていました。多くの人で賑わっていたのでしょう。
この日にウォーターフロントの宿泊施設に泊まりたいとは思うけれども、どうせ予約ほ取れない、どうせ高いと調べた事もないのですが、実際はどうなんでしょうね。市章山では1週間も前から三脚の場所取り合戦が繰り広げられているようです。「一生に一度」という言葉は大袈裟かもしれませんが、世界一周と比べれば、小さな話なので、挑戦してみたいですね。
特別有料観覧席は第2突堤に設営されていました。夏は花火、冬はルミナリエ。やはり季節の良い秋にもウォーターフロントで開かれる大きなイベントが欲しいところです。神戸マラソンもありますが、近頃は大阪マラソンに人気を奪われつつあるようです。疲労困憊のランナー達がポーアイから三宮に戻る辛さを考えると、そのしんどさから来年は止めようと思わないか心配です。ウォーターフロント話から脱線しましたが、三宮新港町計画を皮切りに今年から次世代への転換を図る親水エリアには今後、花火大会を楽しめるスポットが拡大する事でしょう。
新港第1突堤から眺めるウォーターフロント最前線 花火大会の余韻も色濃く残る
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”ポートタワーの絶景ポイント、マンション建設で…” 神戸新聞が、神戸ポートタワーを、神戸の目抜き通り神戸元町商店街の間から見通せる道がある。「神戸都心夜景10選」にも選定されているその景観が、建設中のマンションによって遮られる事態となっている。と報じています。
元町の路地からのショットは趣がありましたから残念ですね。
でもいつも言ってますが、これは人がそこで営んでいる以上仕方のない事なのです。失われる景色を惜しむばかりでなく新しく生まれた景観もあります。ここや、PI西岸、空港島など、そして5年後位には新港町、10年後には、念願の斜張橋が海上に出現します。大阪湾岸部と神戸市・神戸空港を結ぶこの橋は神戸の未来を担う架け橋とも言えます。
様々な規制をかけようが、元町の景観のように足下からの眺めは常に変化に晒されるのです。
これから、新たな集合住宅規制が導入されますが、この規制は事業規模が小さなマンションと1ROOMの乱立を招くでしょうし、おそらく、収支上コストカットされるであろう建物に上質を求める事は出来ないでしょう。
神戸新聞社は神戸市の各種審議会に委員として名を連ねていますが、都市経営という大きな観点から俯瞰した意見を述べて欲しいものです。神戸新聞の記事を見ていると、木を見て森を見ず森を見て山を見ずという感じで規制がもたらす結果に思いが至っていないようです。
彼らは、神戸をどういう街にしたいのでしょう?私には、全く分かりません。