明石

地域探訪: 新明石市役所新庁舎建設設計業務委託に係る受託予定者は安井建築設計事務所に決定



明石市は老朽化する現市役所市庁舎の再整備を予定しており、これまで複数の整備計画案を検討してきました。現市庁舎敷地内での建て替え、JR明石駅周辺市有地での建設、大久保のJT工場跡地での建設等のオプションを精査し、最終的には現。現在の敷地での建て替えを選択する基本計画案を策定。これに基づいた新庁舎建設設計業務委託について公募プロポーザルを実施し、この度、受託予定者に安井建築設計事務所が選定された事が発表されました。プロポーザルには4者が参加しました。



安井建築設計の提案はピロティ空間を建物のシンボルとした6階建の低層免震庁舎です。明石の未来への航海をイメージした造形で要所要所にカーテンウォールを採用し、最上階の南側には瀬戸内海、明石海峡大橋、淡路島を望む展望テラスが整備されます。



シンボルのピロティの内外には市民の集いや活動、賑わいを演出する大空間を備えます。



2層吹き抜けのエントランス及び市民ホールのイメージです。市民に開かれた庁舎を象徴し、カフェやコンビニもある利便性も備えた空間です。



明石の自然環境を活用し、最新の庁舎として環境性能やスペックは非常に高い建物となります。明石らしく子育て支援やユニバーサルデザインにも配慮された設計です。



防災拠点としての機能も高める為、免震構造で建物を守る他、防水壁の整備により地域も防御する設計です。庁舎の再整備だけでなく、余った敷地は活用予定ゾーンとして民間事業者に売却し、隣接する明石港東外港地区再開発計画地と一体的にウォーターフロントゾーンとして賑わいを生むエリアへの転換が構想されています。新庁舎建設は勢いのある明石市を体現するプロジェクトとなりそうです。

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