明石

地域探訪: 明石・ジオ明石本町の建設状況 物件は全住戸既にスピード完売の人気ぶり



昨年11月以来の約8ヵ月ぶりとなる「ジオ明石本町」の建設状況レポートです。JR明石駅から南側徒歩5分の好立地にあったさくらケーシーエス 明石ビル跡地の再開発プロジェクト「明石本町1丁目計画新築工事」です。



建設中の建物は地上20階 延床面積8,480.08平方メートル 高さ59.985m 総戸数95戸の分譲マンションで、事業主は阪急阪神不動産。タワークレーンによって構築されている地上躯体が西国街道沿いに聳え始めています。



2024年6月上旬に竣工し、7月下旬に入居を開始する予定ですが、既に入居1年前待たずに95戸全戸が完売する人気ぶりです。明石市の住宅地としての人気ぶりとJR明石駅前という立地が奏功してスピード完売に至りました。



12-13階の躯体を構築中です。上棟までにはまだあと半年ほど掛かるものと思われます。



また明石駅前における20階以上のタワーレジデンスはこれまでプラウドタワー明石のみに限られていた為、新たなタワマンの出現は話題性もたっぷりでした。高層階からは北側に明石公園、南側は明石海峡や淡路島を望み、風光明媚な眺望も魅力です。



明石駅の南側にはまだ駐車場としての利用が行われている開発用地が多く残されており、この人気ぶりを考えると、デベロッパーが更なる同様の計画の為に土地の取得を進めていく可能性は高いのではないかと思われます。



JR神戸線の新快速を利用すれば、神戸駅までたったの12分。明石市内においても三ノ宮や大阪への通勤も容易です。



パピオス明石からもジオ明石本町の建物が見えるようになってきました。物件購入者の通勤や通学経路もパピオス明石を通り抜ける事になるのかと思います。



その道すがらに魚の棚に立ち寄る事も可能です。コロナが収束して、魚の棚を訪れる観光客も増えてきました。



魚の棚の人気はあくまでも日本人観光客によるもの。しかも近畿圏の比較的近場からの来訪が殆どかと思われます。明石名物の玉子焼きや穴子を目当てに訪れ、明石漁港で水揚げされた新鮮な海産物も魅力。物件の購入者もこの恩恵にあやかる事ができるでしょう。訪日客が訪れるようになると、街の勢いにも変化が訪れるでしょうが、住環境の悪化にも繋がりかねないので、バランスの取り方が難しいところかと思います。明石市はそのあたりをどう考えているのでしょうか。

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