明石

地域探訪: 明石・JR西明石駅南口ビルの建設状況


JR西日本がJR西明石駅前で進めている新駅ビルプロジェクトの開発状況アップデートです。前回の6月の取材から約4ヶ月ぶりとなります。6月には基礎工事が進行中でした。



JR西日本グループ会社のJR西日本不動産開発が事業主となり、地上3階建のビルを新築しています。今回の建物は駅に隣接した駅前ビルではなく、駅舎と直結し、建物内にコンコースを含めたれっきとした駅ビルとなります。また駅ビルの完成と共に新たな南口が開設されます。



プロジェクトは明石市と共同で行われており、駅ビル建設に留まらず、隣接して明石市が駐輪場の整備やロータリーを含む駅前広場、そしてアプローチとなる西明石南線の幅員拡大も行われる計画です。



大鉄工業が施工する駅ビル建設は、既に鉄骨建方が完了しており、躯体は足場に覆われていました。



想像よりも駅ビルは大きいと感じました。少なくともスペック以上の規模感があります。



これまでは駅前にも関わらずとても閑静でしたが、駅前広場が完成し、駅ビルにテナントが入ると、駅前に賑わいが生まれ、駅周辺の回遊性向上による活性化も期待できるでしょう。立体駐輪場へと連絡する2階のデッキも伸び始めています。



西明石駅前は、新幹線と在来線の駅舎がクロスしており、交通の要衝であるのと同時にこれが街の分断にも繋がっており、駅前の賑わいも分散化しています。ポテンシャルは高い駅なので、老朽化するビルが集積する駅前の再開発が進めば、飛躍的な成長を遂げられる可能性があります。



南口から100m程北にある東口の駅前にあった西明石メインストアは解体が進み、更地化目前にまで迫っています。



このビルの跡地も駅舎に繋げて東西に駅ビルがある西明石も見てみたい気もします。跡地がどのように開発されるのか。今後の動向に要注目です。

明石市の人口動態ですが、10月1日現在で、306,536人。5年前と比較すると、2,000人程(7%+)増加しています。自然減や流出を加えてもプラスになっている点は神戸市も参考にしなければならないと思います。

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