人口増加率が全国62中核市でトップの明石駅市。9年連続で人口が増え続けている同市は他市からの移住先として需要を享受していますが、その対象は主に子育て層。市の中心となる明石駅周辺は新快速停車駅であり、駅前再開発も進んで利便性が高められました。
そんな明石駅前エリアの明石本町で新たにタワーマンションプロジェクトが始動しています。この場所にあったオフィスビルの「さくらケーシーエス 明石ビル」跡地の再開発となります。
明石本町1丁目計画新築工事。鍛治隊工務店が施工者として建設を開始しています。
計画されている建物は地上20階 延床面積8,480.08平方メートル 高さ59.985m 総戸数95戸の分譲マンションで、事業主は阪急阪神不動産です。
阪急阪急不動産は明石市では初となる同社分譲マンションブランドの「ジオ」を発売します。またJR明石駅周辺で供給される20階以上のタワーマンションとしては、駅前のプラウドタワー明石に次いで、2棟目となります。
エントランスはアーケード街の西国街道に面して造られる予定です。
建物のファサードは南面になります。高層階からは明石港をはじめ、明石海峡大橋や淡路島を望むオーシャンビューが広がり、眺望の優れた物件となります。
現在は既存建物の解体が完了し、新築建物の基礎工事を進めているところで、タワークレーンも既に投入されています。
鍛治田工務店と言えば、現在、JR元町駅北側で建設中の関電不動産開発の分譲マンション「シエリア神戸元町」の施工も行なっています。
土地の形状は変形L字型で、南側に旗竿の竿部分が付き出ています。
建設地の南側にはすぐ明石港が広がっています。ここで水揚げされた新鮮な瀬戸内海の地魚は即、また鼻の先の魚の棚に並びます。湊の奥にも多くのマンションが立ち並びます。
また淡路島へと渡るジェノバラインの船着場も目前なので、住民は気軽に淡路にも出掛ける事が可能です。
建設地の東隣は大衆演劇場「ほんまち三白館」があります。
住民は大衆演劇も気軽に楽しむ事が出来ます。この日は私も魚の棚商店街で新鮮な魚料理を買って帰りました。神戸にも垂水や長田に漁港がありますが、港と直結して魚をすぐ販売する商店街や市場があると観光資源にもなるのではないかと思います。
西国街道と魚の棚の間には駐車場になっている土地を多く見掛けます。また明石駅周辺ではこのジオの他、和田興産やJR西日本プロパティーズが新築分譲マンションを供給中です。今後も明石駅周辺での新規計画は複数出て来るのではないかと思われます。奥のプラウドタワー明石は立地やステータス性も手伝って即完売という人気ぶりでした。
このジオも総戸数は95戸と多くないので、竣工前の完売は確実かと思います。現在、計画中の明石駅周辺の分譲マンション計画はどれも敷地面積が小さい為、供給戸数は少ない数に留まっています。今後、大規模マンションの供給が予定されている西明石や大久保と比較しても小粒物件が多く、競争率は高いでしょう。
地域探訪: 明石・明石本町1丁目計画(ジオタワー明石本町)が進行中 人気の明石に新たなタワマン誕生
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