勢いに乗っている広島市の都心部再開発ですが、これまでの中でも最大級の開発プロジェクトが浮上しました。開発対象地は、鯉城通りこと国道54号線に面し、広島一の通行量を誇る本通商店街が中央を縦断、相生通りとの交差点にもほど近い敷地面積約1.1ヘクタールで、本通3丁目再開発計画として始動します。上の写真では右のガラス張りのビルとその背後の白いビルが対象エリアです。
低層部を共通化した基壇として、北棟と南棟の2棟の超高層棟を計画。北棟は地上34階 塔屋2階でオフィスやホテルをメインとし、南棟は地上46階 塔屋2階で住宅となります。低層棟は地上3階 地下2階で商業施設で構成され、低層棟の一部は駐車場棟に充てられます。
特筆すべきは、2棟の高さ!なんと185mのツインタワーとなるのです。これらの建物の延床面積は約15.3万平方メートルにも達します。また2棟の建物は本通を跨ぐデッキで連絡する予定です。
着工は2028年度から開始し、10年後の2033年度の完成を目指すとしています。本通という商店街を挟んだ都心商業地区のど真ん中で、1ヘクタールにも及ぶエリアの地権者が再開発への合意形成ができたのはまさに快挙とも言えます。
この界隈には、広島銀行・ひろぎんホールディングス本店や損保ジャパン日本興亜 広島紙屋町ビルが建て替えられたばかりの他、角地は広島ビル跡地に完成した広島トランヴェールビルもあり、更に先日、レポートした大同生命広場ビルも着工しています。更にこの新築密集ビル群の背後に185mのツインタワーが聳える事になるのです。広島随一の超高度利用が促進するエリアとなるでしょう。
この計画規模の判明に広島の人々は狂喜乱舞なのではないかと思われます。広島市の都心部は広範囲に市街地が広がる為、超高層ビルはまばらに点在し、迫力のある都市景観の創造は難易度が高いのですが、計画されるビルの高さを上げる事でこれを補う傾向が出てきたように思います。札仙広福の4中枢ブロック都市の中では、再開発の遅れが目立っていた広島が猛チャージを掛けています。
地域探訪: 広島・中区本通3丁目に高さ185mのツインタワー計画が浮上!
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広島市在住の者です。狂喜乱舞しております笑。再開発計画が持ち上がってから、こんなに早く地権者合意が進むとはびっくりです。鯉城通りを挟んで西側の一体がかなり先に再開発計画をしてまして、それから全く動きがなく…地権者合意に難航している噂を聞いてましたので、このビッグプロジェクト再開発にびっくりしています。10年後の完成予定ですが、頓挫せずに進むよう祈っております。
いやー羨ましいプロジェクトですね。雲井通三宮バスターミナルもこれくらいの規模があれば理想でした。神戸最大級プロジェクトたちでも述べ床は10万m2も超えるビルはないですし。土地が見事に集約化されていて、神戸と違って広島人は街を発展したい意識が高いのでしょうかね。広島は再開発ラッシュにG7サミット開催と都市格が向上していきますし、中国四国もターゲットにしたい神戸にとってはちょっと危機感を抱いてしまうくらいの躍進ぶりですね。もうすぐ悲願の新駅ビルが着工ですし、神戸も更なるビッグプロジェクトが急浮上することを願いたい。
いえいえ、広島人は非常に保守的(個人的解釈です笑)ですから、この再開発に関しては、たまたまこのエリアの地権者がそういう意識が高かったかもしれないですね。広島駅前の再開発では何十年もかかっていますから。これを機に中心部回帰が進めばいいですね。
ツインタワーで185mは羨まし過ぎる
神戸の高層ビルは規制のせいかどれも150m以下ですしいつかシティータワー神戸三宮に匹敵する高さか超えてくる高さの高層ビルを神戸で見たい