うめきた再開発エリアに誕生したがグラングリーン大阪の玄関口に建設された新駅ビル「うめきたグリーンプレイス」。JR西日本がJR大阪駅の「うめきた地下口」の地上部に開設した商業施設で地上3階 延床面積9,218.02平方メートルの規模です。JR大阪駅の他3棟の駅ビルは超高層の巨大ビルですが、この施設は敢えて低層にしているようです。

地下駅を覆うように建設されており、建物内は広場や歩行者通路等、公共空間に多くの床面積を充てています。

開業当時はこの入口のみがポツンとあったJR大阪駅うめきた地下口。今はうめきたグリーンプレイスに覆われています。

1階は公共広場として大阪駅とうめきた広場を結ぶ結節滞留ゾーンとしての役割も果たしています。

円筒型の店舗。北堀江本店の他、玉造や阪神百貨店に店舗を構え、大阪で35年愛され続けているパティスリー「LE PINEAU」が出店しています。他にも新しいラグジュアリーマーケットにおけるライフスタイルブランド「KITH OSAKA」が物販と飲食の複合店を展開。

2階へはエスカレーターがメインの動線です。

2階レベルでJR大阪駅や各駅ビル、グラングリーン大阪と連絡するうめきた2期地区の⽞関⼝としての役割を担うフロアです。

広場の中央は円形の吹き抜けになっており、シンボリックな空間を形成しています。

広場に面して都市型フードコートを設けています。以前、現在の南側駅前バスロータリーのある場所に仮設施設として存在していたフロートコートには様々な飲食店が入り、利便性が高かったのですが、駅近の一等地に庶民的なテナントも複数入れており、フロートコートの正規版といった趣もあります。

その他にもうめきた広場に面した西側の優れた眺望を活かして、多彩な飲食店が出店しており、梅田のグルメ事情は一連の大型再開発によって充実度が大幅に高まりました。

この建物は曲線を多く採用しており、非常に柔らかな印象を与えます。部分的に緑化も行われ、隣接するうめきた広場の一部のような一体感が生まれています。

西側の屋外歩廊から芝生広場や周囲の建物を一望し、開放感の高さが際立っています。

交通結節点としての機能も果たしており、タクシー乗降場や大型バス駐車場を備え、万博開催期間にはシャトルバスも発着していました。

北側の大階段もこの施設を特徴付ける大きな要素です。

うめきた公園と連続する動線としての役割を果たしており、緩やかな傾斜と、途中にあるベンチで休憩できるような仕掛けもあって、散策・観光動線として賑わい創出にも貢献します。

階段の下り方向はうめきた公園へのアプローチにもなっており、まるで都会の中の丘のようです。

グリーンプレイスの名に相応しい屋上庭園のような歩廊も整備され、周囲のビル群を愛でるのにも適した気持ちの良い商業施設に仕上がりました。

隣接する広大な都市公園「グラングリーン大阪」の一部となっており、テナントは高級志向に寄りすぎず、日常使いできる店舗を揃え、仕事帰りの食事や、公園遊びの合間の軽食など、幅広い層をターゲットにできる駅前の利便性の高い施設として重宝されているものと思われます。JR三ノ宮駅の「人の広場」に整備される低層店舗棟も似たような機能や役割を担うのではないかと推測しています。
地域探訪: 大阪・JR大阪駅「うめきたグリーンプレイス」は交通結節点と日常使いが融合した高利便施設
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