昨年11月のひょうごはじまり館の開館によってグランドオープンを果たした兵庫県立兵庫津ミュージアム。全面開館から半年が経過しましたが、3月には来館者が10万人を突破しました。
その博物館の建物も夜になると、照明演出が施されて全く別の表情を見せる事になります。
ひょうごはじまり館は、カーテンウォールに覆われたエントランスロビーから漏れ出る光と、コンクリート壁に取り付けれた照明が外壁を照らすライトアップによって、夜間景観の向上を行っています。
上階のみの窓以外は壁に覆われた東側。8基のライトを上下を照らすように設置し、壁面をライトアップしています。
エントランスアプローチやホールは館内の柔らかな光と、その上部はカーテンウォール内部に設置されたブルーの照明で彩られています。
撮影時は既に閉館していましたが、照明演出は周辺エリアの夜間景観向上を目的としている為、開館時間とは無関係に行われています。
館内エントランスアトリウム内に吊り下げられている北前船の複数の模型が白く浮かび上がっています。
この部分にカーテンウォールを採用した目的の一つはこの夜間景観を計算に入れて設計されたものかと思われます。
鉄筋コンクリート造の展示室部分の外壁をカーテンウォールで覆った部分も下部エリアにブルーの照明を入れており、ガラスに施された装飾類が青色に浮かび上がっています。
歩道に沿って設置されている背の低いポール照明も柔らかな光で点灯を開始。
初代県庁館については、板塀全体に照明を当てる演出が行われています。
従って県庁館の建物全体が照らされいるかのように明るく煌々としています。
夜間の初代県庁館は、ひょうごはじまり館以上に存在感を放っています。
兵庫県は、ひょうごはじまり館と初代県庁館の2館で年間来館者数30万人を目指す目標を立てていましたが、10万人突破は初代県庁館の開館から1年4ヶ月の時点でした。
ひょうごはじまり館のオープンがブースト効果をもたらしたものと思いますが、コロナ収束によって、今後、どれだけ来館者を伸ばしていけるのか。展示内容は個人的には興味深いものがありましたが、兵庫津の歴史と発展にいかに興味を持って貰えるか次第で、楽しみ方が大きく変わってくるでしょう。足を運ばせる為の工夫と発信の継続は必要です。
兵庫県立兵庫津ミュージアム ひょうごはじまり館・初代県庁館のライトアップによる夜間景観
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ゴールデンウィークにウミエやモザイクなどとても観光客で賑わっていましたが、いつも思うのがとにかく夜の夜景が暗い。
関電ビルぐらいが頑張ってライトアップしてくれてる状況です。
ベイシティータワーズの入居が始まると少しは明るさも増すかもしれませんが、街全体の高層ビルがもっとライトアップされないでしょうか。
なんとかならないものか。