WDB三宮ビル

(仮称)WDB三宮ビルのデザイン協議成立!旧居留地らしい重厚感溢れたオフィスビルを建設へ



旧居留地・江戸町101番他の三共生興スカイビル跡地で計画されている(仮称)WDB三宮ビルのデザイン協議が成立しました。建設が予定されている建物は地上9階 地下1階 延床面積11,035 平方メートル 高さ40.8メートルのオフィスビルですが、遂にその完成予想パースが明らかになり、旧居留地らしさを全面に押し出した重厚感のある建物になる事が判明しました。

設計を担うのは姫路市の株式会社小野設計。WDBも姫路に本社を置きますが、同社本社屋の設計も同設計事務所が担当。三宮にある播州信用金庫神戸本部ビルも手掛ける等、姫路に拠点置く企業からの厚い信頼を得ているようです。

全面を石貼りとし様式建築のコリント式を採用することで旧居留地らしい重厚感のある意匠 が特徴です。南西角には高さ5mの高木を1本配置します。5階より上の上層階は旧居留地内に課されている壁面位置の制限によって5mセットバックしています。



この地にあった三共生興スカイビルも当時の建物としてはモダンな建物だったかと思います。都市環境開発社がこの土地を購入した際には、姫路のフォーラス跡がそうであったように土地を分けて一部をマンション、一部をホテル等にするのではないかと危惧していましたが、転売に至った上、1万平方メートルを超えるオフィスビルプロジェクトに化けるとは思いませんでした。結果的には再開発の成功例になるのでしょう。



但し1階には店舗は入らないようです。三共生興スカイビル時代には江戸町筋では数少ないカフェやブティックが入っていたので賑わいに貢献する建物でしたが、WDB三宮ビルは純粋にオフィスビルとなるようです。関電不動産のクリエイト神戸と並ぶ重厚なビルは、旧居留地の新しい名景となるでしょう。来年2月に着工、2025年1月に完成予定です。

(仮称) WDB三宮ビル新築工事



所在地 神戸市中央区江戸町101番地、102番地の1、102番地の2
事業者 WDBホールディングス
敷地面積 1,843平方メートル
建築面積 1,549平方メートル
延床面積 11,039 平方メートル
高さ 40.8 メートル
構造 鉄骨造(一部鉄筋コンクリート造)
規模 地上9階 地下1階
建物用途 オフィス
設計 株式会社小野設計



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POSTED COMMENT

  1. 区民g より:

    これは嬉しいお知らせですね!

  2. Rio より:

    こんにちは
    チサンホテル跡ですが、
    SKハウジングが、来年7月ぐらいに
    SK Hotel 神戸駅前として、オープンする予定みたいです。

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