新長田駅南側の長田区大橋7丁目の3,736平方メートルの敷地は都市再開発法に基づく「特定建築者制度」の公募によって、ミサワホームを代表事業者とし、京阪電鉄不動産、医療法人一輝会から成る企業グループが19.1億円で落札しました。
この工区に計画されている建物は地上14階 延床面積14,791.72平方メートルのRC造の建物で、1-5階が医療法人一輝会が運営する病院、セットバックした6-14階が80戸の分譲マンションで構成される複合施設になる予定です。この建物に関して、景観デザイン協議が行われ、今月22日に協議が成立しました。
この協議に提出された新しい完成予想パースは建物構成は変わらないものの、デザインは以前のパースとも異なり、全体的な修正が入りました。
新長田の再開発については市主導で第三者による検証が行われました。市の進めた大規模開発の手法に賛否はあったと思いますが、規模の小さな復興開発を行えていたとしても、商店街が時代の潮流に上手く迎合できたかどうかは定かではありません。既に多くの商店街が後継者問題と住民の高齢化に直面し、存続の危機に瀕しており、その活路は結局は分譲マンションを組み合わせた再開発という選択を取らざるを得ません。新長田の失点は再開発ビルの商業床を区分所有とした点ではなかったかと思われます。
(仮称)神戸市新長田駅南プロジェクト 病院と共同住宅の複合施設のデザイン変更
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