新長田

JR新長田駅前周辺再整備事業が開始される


市街地西部活性化事業の一環としてJR新長田駅前広場の再整備が来年度予算に組み込まれています。


現在は完全に歩行者空間となっている駅前広場を改造し、バス専用のロータリーを整備。周辺のバス停を集約する他、路線網の改編によって新長田駅前のターミナル化を目指します。


現状は駅前に10系統の路線が乗り入れています。駅前に路線が集中する事で新長田駅からのバスへの乗り換えを促し、乗降客数の増加促進によって快速電車の停車実現に向けた布石にしたいという思惑があります。


駅前のロータリー整備事業に先行して開始されたのが地下道の改修です。JR・地下鉄新長田駅から南の再開発地区へと連絡する地下通路は国道2号線より南のアスタくにづかまで続いています。


アスタファースト、イースト等の再開発ビルの地下階を経由して国道地下の大橋地下道に連絡します。


改修工事の始まった大橋地下道です。大部分が仮囲いに覆われています。


中央の狭い一部のみが通路として稼働しています。


施工は橋本建設。工事内容は天井、床、壁、展示スペースなどの改修です。工期は6月末までを予定しています。


完成を新長田合同庁舎の竣工に合わせる形です。


大橋地下道の地上部は国道2号線です。新庁舎へのアクセスとして地下道のリニューアルが進められていますが、庁舎に勤務する県や市職員の駅からの通勤経路はどこが一番多いでしょうか。地下鉄沿線組は地下道を経由するかもしれません。


しかし大部分は地上の駅前通りをそのまま南下するのではないかと思われます。地下道のリニューアルは良いのですが、費用対効果は薄いと言わざるを得ません。


駅前通りにある新長田唯一のビジネスホテルとなるホテルサーブ神戸アスタ。2008年2月開業と10年以上頑張ってきましたが、奇しくも合同庁舎の完成と同じ今年6月にホテルウイングインターナショナルによってリブランドされます。新長田には鉄人とぼっかけ以外のソフトが必要です。アニメの街戦略も失敗してしまいました。宇都宮の餃子、富士宮の焼きそばのような全国から人を集めるB級グルメの定番があると良いのですが。やはりラーメンが一番人気ですね。地下道改修に2.3億円掛けるなら、空き店舗にラーメン店の集積やスタートアップの開店準備+長田ラーメン開発資金の補助金に充てる方が外から人を集められるのではないでしょうか。ぼっかけをラーメンの具として上手くアレンジして貰い、牛骨とすじをメインとしたスープに特徴のある長田ラーメンの店が駅周辺に30店舗あればラーメンの街・長田が誕生です。

関連記事

POSTED COMMENT

  1. 匿名 より:

    新長田の地下道は雨漏りがひどく、
    気持ちのいいものではありませんでした。費用対効果は悪いかもしれませんが
    少しでも綺麗にして頂けるのは住民としては嬉しいです。

  2. 翔@KOBE より:

    新長田はそば飯の美味しいお店があって、好きですが……。

    「乗降客数の増加促進によって快速電車の停車実現に向けた布石にしたいという思惑があります。」
    という、こべるんさんの予測が市の本心であば、正直この整備ができたところで、相手にされないと思います。来るべくして来た改修の時という感覚です。

    「市役所機能を半分移転」または「全面移転」、それくらい市が新長田にかける本気の姿勢がなければ叶わない気がします。再開発ビルの空きを市役所で埋めてもいいぐらいです。厳しい意見かもしれませんが、県と一緒に合同庁舎作って周辺整備して終わりではね。

    それに西神・山手線沿線で育った者として、新長田は優遇されすぎだとすら思っています。昼間のJRの運行本数だって地下鉄と変わらないのに時間も早いし、値段も安い。いつも優遇されている海岸線もある。将来できる西神・山手線の快速も新長田は通過でいいですよって思ってます。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です