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3月中旬より鉄骨工事が遂に開始された大和証券神戸ビル。躯体工事がかなり進み、完成時の姿やスケール感を想像できるようになってきました。
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プロジェクト概要
(仮称)大和証券神戸ビル新築工事
所在地 神戸市中央区三宮町1-2
事業者 大和証券ファシリティーズ
敷地面積 約652㎡
建築面積 約555m2
延床面積 約5,939 m2
階数 地上10階 地下1階
用途 オフィス 店舗
建物⾼さ 44.9m
構造 鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
設計者 前田建設工業
施工者 前田建設工業
竣工予定 2023年11月
建設状況の様子
西面のファサードは両サイドに丸味を帯びさせたアールが特徴の建物となりますが、まず北側が既に上棟しており、アールが出現しています。
この三宮中央通りと京町筋の交差点の四つ角をおさえる建物は、交差点に対してのファサードをしっかりと個性を主張したデザインを採用しています。
唯一、これまで大和証券神戸ビルのみが、この立地に相応しくないスペックの建物だったので、建て替えが進んだ事で、都心エリアを代表する交差点の一つとしての風格が備わります。
この建物の取材時に、通行する人々から「神戸は、大阪と違って、のんびりした感じがするね」と言う声が聞こえてきました。褒め言葉と受け取りました。来神する人々には、神戸の開放的でリラックスできる雰囲気の中で観光や買い物を楽しみ、ビジネスが進められる他都市との違いを感じて欲しいです。
しかしそれは地方都市だからこその「ゆったり・のんびり」ではなく、提供されるハード、ソフトは高スペックである事が前提で、満足度の高さと憧れを伴うものでなくてはならないでしょう。
神戸以上の大都市からの来訪客には、規模ではなく、どの切り口でもその質の高さと利便性を感じさせ、神戸よりも小さな都市からの来訪客には憧れを感じさせる。この両面をしっかりと対応するには、主要駅前、主要交差点の景観と高度利用の完成度を高めなければなりません。
三宮中央通りは東側からトアロードまでは比較的スペックの高い土地利用が行われていますが、トアロード以西になると、急激に低層・狭小建物に占有されます。今後の都心再構築の課題として、建て替え・再開発が進む施策が必要です。
外壁改修工事の終わったみなと銀行本店ビル。外装が大きく変わる事はありませんでしたが、壁面が改修以前よりも明るくなりました。
この建物も大和証券神戸ビル同様に三方を通りに囲まれている建物で、三面ファサードとなっています。今回は外壁改修でしたが、中味はかなり老化化した建物かと思うので、次回は建て替えが必要かと思われます。
三宮中央通りでは今年も5月・10月恒例のカフェストリートが始まっていました。「ほこみち」なので、年中開催でも良いのではないかと思います。ほこみち指定から2年が経過しましたが、まだ具体的に歩道を大胆に活用する事例は見られません。コンテナハウスのマルチベースを設置するプロジェクトはどうなったのでしょうか。
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