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三宮中央通りと花時計線に挟まれ、生田筋線にも面した三方を通りに囲まれた立地の大和証券神戸ビルは、今年11月の竣工を目指して建て替え工事が進められていますが、既存ビル解体開始から約2年を経て、ようやく鉄骨建方が開始されるに至りました!
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プロジェクト概要
(仮称)大和証券神戸ビル新築工事
所在地 神戸市中央区三宮町1-2
事業者 大和証券ファシリティーズ
敷地面積 約652㎡
建築面積 約555m2
延床面積 約5,939 m2
階数 地上10階 地下1階
用途 オフィス 店舗
建物⾼さ 44.9m
構造 鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
設計者 前田建設工業
施工者 前田建設工業
竣工予定 2023年11月
建設状況の様子
敷地の東側より4フロア分の鉄骨が組み立てられました。
既存ビルの地中障害物撤去から新築ビルの基礎・地下躯体工事にかなりの工期を費やしましたが、ここからの地上躯体の構築工事はかなりのスピードで進む事になります。
大和証券神戸ビルの鉄骨工事の進む中、向かいではみなと銀行本店ビルの外壁改修工事も進行しています。この界隈はビルの新築工事や改修工事が盛んに進められています。
オフィス及び店舗としての立地は抜群ですが、昨年2月に三宮中央通りを挟んで向かいに竣工した関電不動産神戸三宮ビルは、オフィス、店舗共にテナント誘致に苦戦していましたが、オフィスフロアについては半数の5フロアが埋まりました。しかし店舗区画は5区画中まだ1区画のみにテナントが入ったのみに留まります。
こちらの新築オフィスビルも低層階2フロアには店舗を入れる予定です。
ポストコロナに向けて、インバウンド受け入れ再開等、市況の回復は進み始めているので、今後はまず路面店を中心に空きテナントの消化が期待出来るのではないかと思います。
これらのオフィスビルプロジェクトは今後、更に新規供給されるビルの試金石として見なされるので、空室消化が進まないと、新たな計画も足踏みしかねません。CBREによると、昨年12月期の神戸マーケットの空室率は3.0%と前期より0.7%のマイナスとなり、回復傾向にあるようです。
ちなみに神戸三宮阪急ビルに移転した大和証券神戸支店はこのビルに戻る予定はあるのでしょうか。まだまだ建設中ですが、大和証券神戸ビルのテナント募集は既に開始されています。11月の完成までにどこまで成約に至れるでしょうか。
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