さんちかの3番街 ホーム&ライフに出店している丸善ジュンク堂書店神戸さんちか店が賃貸契約の満了となるが来年1月末を以って閉店します。2013年に福屋書店の後継として開業して以来9年目に退店を迎える事になりました。
退店理由は「三宮再整備に伴う人の流れの変化で営業環境に影響する可能性があること」と報じられていますが、さんちか内の人の流れが早急に変わるのだろうか?とこの理由に少し違和感を覚えました。
確かに三宮再整備の一環である雲井通5・6丁目の再開発によってバスターミナルビルが開業すると、三宮東地区にも人の流れができるようになる他、三宮クロススクエアの整備が進むと地上を歩く人も増えるでしょう。
ただ、さんちかは来年より大規模改修によって動線の改良が行われる他、JR新駅ビルと直結する事により人通りの増加も見込まれる可能性もあります。
正直、蓋を開けてみないと、どう転ぶか分からないのが現状です。さんちかとの賃貸契約期間がどれ位のスパンなのかは不明ですが、退店理由は他にもありそうです。OPA2に入るジュンク堂書店三宮駅前店も再開発が始まると閉店する事が確実なので、神戸さんちか店と集約して、バスターミナルI期ビルへの出店を考慮しているのかもしれません。
丸善ジュンク堂書店神戸さんちか店が来年1月末で閉店 三宮再整備に伴う人の変化が退店理由?
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近年のネット通販の隆盛を受けて、店舗型の書店には以下のような状況があるようです。
誰もが「街の本屋さんが消えるのはまずい」と感じていながら、有効な手立てを打てていないのが現状ですね。
私の家の近所でも本屋さんがなくなり、ドラッグストアに代わりました。
ネット通販との競合に加えて、この丸善ジュンク堂も元々は福屋書店の後に入った店舗ですので最初から立地的に不利な場所であった可能性も加味したほうがよさそうです(なぜか日本では、撤退した店舗の後に同業の店舗が入居することがよくあります。立地がその業種・業態に適したものであるのか検証しないのでしょうか)。
「街の書店が消えてゆく」…書店をめぐる状況は今、とても深刻だ
https://news.yahoo.co.jp/byline/shinodahiroyuki/20211204-00271183
書店消失 ~ 私たちはどこで買い物するのか
https://news.yahoo.co.jp/byline/nakamuratomohiko/20200114-00158776
それと、しん@こべるんさまのご指摘のように、バスターミナル1期への出店はとても適切な判断だと思います。
長距離バスの待合時間などで本を読みたいという需要は大きいはずなので、店舗集約も兼ねてバスターミナル1期ビルに出店するかもしれませんね。
その場合、店舗の規模は今よりも小型化するかもしれません。