さんちか

さんちか再整備・夢広場の無柱空間化は実現可能か?JR新駅ビル前広場との一体化で充実した滞留空間へ



さんちか1番街、2番街の24年リニューアル完成を目指して再整備工事が進行していますが、1番街と2番街及び3番街の間にあり、神戸交通センタービルから続くエスカレーター・階段が接続する交差ポイントである「夢広場」は、広場空間の拡大が計画されています。



この工事に関連し、夢広場上の天井の改造工事が大胆に進められています。



天井には真新しい重量鉄骨の梁が追加されている様子が伺えます。仮設の柱数本で補強しながら、天井の耐震性強化が進められています。



この強化工事の目的は、恐らく夢広場内にある既存のこの柱を撤去し、広場の夢中空間化を目指しているのではないかと思っていましたが、古い柱の隣に真新しい白の鉄骨の柱が立っています。



コンクリート基礎も構築されており、それより先にある仮設補強の柱とは明らかに異なります。円柱ではない鉄骨の柱で代用する事になるのか、この柱もまた実は仮設であり、やはり無柱化が最終ゴールなのか?



ラジオ関西のサテライトスタジオがあった2番街のコーナー周りも大きく削られて、広場化されます。1番街に新設される通路も接続し、にぎわいの交差ポイントとして開放感の増すエリアとして、「滞留空間の充実」が図られる計画です。



柱は更に南側にもう1本あります。2本を1本に集約するという事も考える得るでしょうか。



夢広場の拡大によって、東側に位置するJR新駅ビル前の地下交通広場との一体化も実施される事で、広場空間の広がりは更に高められ、地下の玄関口は大変貌を遂げる事が約束されています。



地上でも神戸マルイ前にて、さんちかに関連した工事が行われていますが、この工事の目的は不明です。



通常は何らかの工事名称が掲示されるものですが、この工事には名称や目的の一切が掲示されていません。



ただここに来て、建設業の許可書と労災保険関係成立票の掲示が行われました。発注は神戸地下街株式会社、施工は大手ゼネコンの鹿島建設です。工事は12月上旬までを予定しています。



奇しくも1965年の「さんちか」の第一期建設工事を担ったのは、鹿島建設と藤田組のJVでした。地下通路の改修工事を施工しているのは、JR駅ビルにも関連する為、竹中工務店と大鉄工業です。神戸交通センタービルも鹿島・フジタのJV施工です。さんちか関連の工事は基本的に鹿島が専属的に担っているようです。

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  1. 名無し より:

    地上部のコンクリート基礎は、2番街のテナント用の
    エアコン室外機置き場です。

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