3月18日のグランドオープンに向けて最終仕上げ工事が進められている名谷駅ビル・tete名谷。JR西日本アーバン開発が、初めてJR沿線以外の鉄道駅の駅ビル開発・運営を手掛ける例となります。
改修によって南ゾーンとして生まれ変わる既存駅ビル。先行開業した北ゾーンはどちらかと言えば、既存駅ビルのテナントの移設先の受け皿としての役割が強く、真打はこの南ゾーンでした。
駅ビル内を南北に縦断する通路エントランスにはtete名谷のロゴサインが吊り下げられました。
スッキリと明るくクリーンなイメージに生まれ変わった通路。従前の野暮ったさが完全に消えました。以前は駅ビルと呼ぶに差し支える感がありましたが、リニューアルによって真の駅ビルに転換されたと言えます。
各店舗区画の軒にテナントのロゴが取り付けられています。GUTE(ベーカリー・カフェ)、とんかつ新宿さぼてん、大起水産が横並びです。
向かいのほぼ全フロアは成城石井が占めます。
食品スーパー及び成城石井の出店はやはりというか予想通りでした。近隣には複数のスーパーが存在しますが、駅ナカの成城石井は利便性と高級至高で差別化を図ります。
改札前のコーナーには、地下鉄三宮駅コンコースにも出店した京阪グループの期間限定スイーツショップのSWEETS BOXが配置されました。
これまでは1-2階のアクセスは端にあった階段利用でしたが、これを撤去して中央にエスカレーターを新設。
この建物の元来の構造は非常に優れていたにもかかわらず、あまりこれを活かした利用がなされていなかったと言えますが、今回のリニューアルによってこれを最大限に有効化しています。
西側のバスターミナルに面したメインエントランス。.donutとビアード・パパの2つのスイーツ店が並ぶ予定です。
まさに二度見、三度見する程、劇的に美しく生まれ変わりました。期待はしていましたが、仕上がりは期待以上だと思います。
全国の老朽化した駅ビルも建て替えが厳しい場合は、この名谷駅ビルのリノベーションを参考にすると良いのではないかと思います。
吹き抜けに面した2階南側にはロフトが入ります。
そして北側にはキャンドゥが出店。同日にグランドオープンする須磨パティオのリニューアルは、食テナントの充実化にシフトし、物販テナントの数を減らしました。tete名谷南ゾーンの場合、新規テナントは食と物販を良いバランスで誘致する事に成功。駅ビルの立地性と民間事業者によるリーシング力に頼る所が大きいのでしょうか。
新設されたエスカレーター。この垂直動線によって1-2階の回遊性が向上し、駅ビル全体に賑わいが行き渡るでしょう。
コンコース内は床も含めて全てを刷新しました。三宮駅や新長田駅も同様に床を刷新して欲しいですね。
ファミリーマートも少し場所を変えて戻ってくるようです。
北側の通路エントランスにも南側同様に吊り下げられたロゴが取り付けられました。
2階のペデストリアンデッキ・楪橋へと接続するエントランスです。自動ドアが設置されています。
同じく反対側の南側の2階エントランスです。薄暗かった通路が明るく温かみのある内装に仕上がっています。
名谷のリノベーションの中で最も劇的な変化を遂げたのは、このtete名谷南ゾーンと言えるのではないでしょうか。3月18日のグランドオープンが待ち遠しいですね。
リノベーション神戸・tete名谷南ゾーン グランドオープンに向けて最終仕上げ段階に突入!
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