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先月、8月20日より本格的に建設工事の始まった名谷駅美装化・リニューアルプロジェクト。リノベーション神戸の拠点である名谷駅周辺の再整備の一環として、駅ビルの増床と既存ビルの大規模改修を進めています。
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プロジェクト概要
名谷駅美装化・リニューアル工事
所在地 神戸市須磨区中落合2-4-3、7-3
建築主 神戸市交通事業管理者
規模 地上3階
用途 店舗
構造 鉄骨造
敷地面積 975.55平方メートル
延床面積 2,362.70平方メートル
高さ 15.4m
設計 交建設計
施工 大鉄工業
着工 2022年8月20日
完成 2023年5月下旬
建設状況の様子
既存駅ビルの北側で着工した北ビル。地上3階 延床面積2,362.70平方メートルの新ビルを建設し、駅ビルを増床します。既存駅ビルの床面積は8,668平方メートルですので、増床後の床面積ほ約11,000平方メートルを越えます。
施工は駅ビルのリニューアルと完成後の施設運営を行うJR西日本アーバン開発と同じJR西日本グループの建設会社である大鉄工業です。
設計を担当する交建設計は、鉄道施設や鉄道会社の保有する商業、業務、宿泊施設を主に手掛ける設計事務所です。JR、私鉄問わず幅広く設計実績があります。兵庫県内での商業施設の実績はピオレ明石、プリコ六甲道、JR三田駅NKビル等が代表例で、駅ビルや駅ナカ施設も多く手掛けています。
敷地内には三点式パイルドライバが登場しています。着工から約1ヵ月が経過していますが、まだ地中障害物の撤去もしくは地盤改良を行っているのでしょうか。
中央に鉄骨の鋼材が並べられています。これらのH形鋼は山留の矢板の親杭でしょうか。杭工事はこれからの様子かと思います。
市バスの詰所跡は資材ヤードとしての活用及びとプレハブの建設事務所が設置されました、
建設現場とヤードに挟まれた駅への暫定通路は、ゆずりは橋の真下です。
今回の名谷駅ビルのリニューアルで期待出来るのは単なる既存ビルの美装化だけでなく、増床の為に新築ビルを建設する他、既存ビルも構造の変更までを伴う大規模な改修である点です。
既存ビルは控えめに言っても魅力的な商業施設とは言えず、駅ナカ立地を全く有効に活用出来ていません。
主要なテナントは既に駅前の大型商業施設であるパティオや大丸内に出店済みである他、パティオは24年までにテナント入れ替えも視野に入れたリニューアルを行う予定中、JR西日本アーバン開発が駅ビルにどのようなテナントのリーシングを行うのか。駅周辺に魅力的な商業施設の存在有無は街の価値を大きく左右します。
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