垂水駅前で建設が行われている垂水中央東地区第一種市街地再開発事業。野村不動産が事業協力者となり、プラウドタワー神戸垂水を中心として店舗棟を周囲に配置する計画が進行中です。
完成すると地上32階となるプラウドタワー神戸垂水の地上躯体構築は目視で17階付近を施工中でした。前回の4月取材時は11階付近だたったので、2ヶ月で6フロアの構築が進んだ事になります。
このペースだとあと5ヶ月で最上層の32階に到達する事になりそうです。11月の上棟では、「スカイクルーズラウンジ/デッキ」と迫り出した軒を構築する事になります。
既に低層部ではバルコニーの手摺にガラスが入り始めているようです。三種類のガラスを採用予定です。この物件はコーナーには柱を設けておらず、コーナーサッシになっており、デザイン性と眺望を確保しています。
既にエリアでは最高層の存在となり、ランドマーク感が出てきました。
ウォーターフロント地区ではベイシティタワーズ神戸EASTが竣工し、市内で建設中のタワーマンションはこの1棟のみとなりました。都心地区での100mを超える高さのタワマン建設は事実上、不可能になりましたが、郊外拠点エリアでの建設は現状はまだ可能性が残されている中、この垂水やその他のエリアで今後以降にタワマンが建設される事はあるのかどうか。
プラウドタワー神戸垂水の建設地の南側で閉店となったみずほ銀行垂水支店の建物は現在は手付かずのままです。老朽化した建物なので、別途の再利用はないものと思われますが、跡地はどのように活用されるのでしょうか。
垂水センター街内でも店舗ビルの解体工事が進行しています。垂水中央地区西地区でも再開発が視野に入っているようですが、東地区の着工には紆余曲折によって長年の停滞期間を要しました。ただJR沿線・快速停車駅で商業地区が充実し、後背人口の非常に多い垂水はまだまだ高いポテンシャルを持っており、再開発による活性化は有効かと思われます。昔ながらの良さと最新の街の融合を目指し、次の開発に向けた取り組みを目指して欲しいと思います。
都心部には高層のオフィスビルや商業ビルがひしめき、
垂水のような郊外拠点にはタワマンが林立し、
市内の人口増に貢献しつつ住宅街が再整備され、地価を高める。
この流れが理想ではありますね。