スポンサーリンク
神戸市は7月上旬に都心のタワーマンション建設規制につながる条例の可決を行いましたが、同時期にJR・山陽垂水駅前で計画されている垂水中央東地区第一種市街地再開発事業の都市計画化決定も行いました。同再開発事業の事業協力者である野村不動産もこの事をプレスリリースで発表。いよいよ垂水駅周辺の再開発が始動します。都市計画決定は当初、昨年度の予定でしたが、遅れが生じて今年にずれ込みました。従って完成時期も2024年に後退します。
名称 | 垂水中央東地区第一種市街地再開発事業 |
---|---|
所在地 | 兵庫県神戸市垂水区神田町 3 番(一部)5 番 6 番 7 番 |
規模 | 地上30階 地下1階 |
敷地面積 | 約0.7ヘクタール |
建築面積 | 3,500㎡ |
延床面積 | 40,100㎡ |
高さ | |
構造 | |
用途 | 共同住宅 店舗 駐車場 |
設計 | |
施工 | |
事業主 | 垂水駅前中央地区市街地再開発準備組合 野村不動産(事業協力者) |
完成予定 | 2024年度 |
2021年度の着工を目指して、2020年より既存建物の解体撤去を開始します。垂水駅周辺は神戸市が設定した郊外の拠点駅の1つです。人口減少社会の中で持続可能な都市として、駅周辺の拠点機能を高めつつ、居住人口の増加促進も必要な為、タワーマンションの建設を許容したと言えるのかどうか。この再開発はこうした規制議論が生じてくる前から構想が進められてきたので都市計画決定せざるを得なかった可能性もあります。垂水駅前再開発は本計画地区の周辺でも構想されています。
周辺地区でも同様の方向性で再開発が進めば神戸市の本気度が測れるでしょう。このエリアに商業と住宅の中層マンションでは権利者住宅のみの供給となってしまう可能性が高く、民間デベロッパーが事業協力者として参画する事は不可能になります。高層化して販売できる住戸がなければ利益は生み出せません。
野村不動産は全国の再開発組合方式で施行される再開発事業での事業パートナーを務める事に積極的です。兵庫県内では既にJR明石駅前再開発で事業協力者を務め、明石最高峰のタワーマンションとなったプラウドタワー明石は即日完売する人気ぶりでした。JR新快速停車駅直結タワーマンションは神戸線+山陽本線で唯一無二の存在です。資産価値が大きく落ちる事はまずあり得ないでしょう。垂水もプラウドタワーとして高い人気を集めそうです。JR神戸駅の北側も商業・業務系に絞ってしまうと再開発は永遠に不可能でしょう。何はともあれ、垂水駅周辺の再開発が前進する事は喜ばしいです。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
中央エリア北側のみとなりましたが、再開発が進むことになり嬉しい限りです。
それにしても、南側も一緒に纏まっていれば、駅北側の道路整備など駅周辺の環境が大きく変わるので残念です。
同じように超高層化ができるのか?今後の同エリア再開発の行方がきになります。
ご指摘の通り超高層化なくして成立しない、この数十年来の計画を人口減少社会の中で持続可能な都市づくりの政策の一環と謳うのは、全くおかしいですね。