医療検査機器・試薬大手メーカーのシスメックスが、雲井通5丁目の再開発事業で27年冬に完成予定のバスターミナルI期ビルに本社を移転する事を発表しました。新本社での操業開始は2028年春を予定しています。
一昨日前には、同ビル低層部に神戸市が整備する予定の新文化ホールのネーミングライツをシスメックスが取得し、「シスメックス神戸文化ホール」とする事が発表されていましたが、これは本社移転の布石でもあったようです。
同社グループの新本社はビルオフィスフロアの15-17階・計3フロアで、約200名が勤務し、グローバルヘッドクォーターとして機能します。同ビルの11-14階にはアシックスがグローバル本社の移転を決定しており、このビル内だけで合計時価総額4兆円の企業グループ本社が集積する事になります。
現本社はHAT神戸内の国際健康開発センター(IHDセンター)内にあります。同ビル内には、兵庫県からの補助金支援を打ち切られて撤退するWHO保険センターも入っており、空室率の上昇が懸念されます。
バスターミナルI期ビルのオフィスフロアを保有する予定の三菱地所は、プロポーザルでは市外からの企業誘致を掲げていましたが、既に7フロアは市内からの移転企業で埋まりました。残る18-22階の5フロアについては、市外からの企業誘致を目指して欲しいと思います。
六甲アイランドからP&G、ポートアイランドからアシックス、HAT神戸からシスメックスと、大企業の三宮地区への本社移転が加速しています。過去に市内で拡散された都心業務機能が、アクセスが良く再開発の進む三宮に集約化されていく事はもはや避けられません。大阪でもうめきた2期に開業したグラングリーン大阪に、クボタ、エア・ウォーター、塩野義製薬、コクヨ等の企業が本社を移転しています。
ビルの建設状況ですが、地下階躯体の構築が続けられています。
敷地の北側から開始された地下階の鉄骨工事から躯体構築は南東側のブロックにも拡大しており、残るは南西側のブロックのみとなっています。
先日も施設建築物全体のビル管理運営業務並びに店舗共有床のマスターリース業務を一体として担う「管理者予定者」に東急コミュニティーが選定された事が発表されました。
同社に課される業務は通常の管理業務(清掃・警備・設備・工事)の他にも、屋上庭園及び10階スカイロビー等の共用部分の演出と運営、施設内外の活性化事業(三宮Eastエリアマネジメント協議会への参画)の提案と実施等や店舗共有床のプロパティ・マネジメント準備等業務(業務の実施方針の作成、テナントの業種と配置の提案、共有床共有者との賃貸借契約案の提案等)も含まれます。
着々とバスターミナルI期ビルの施設利用の内容が固まってきました。三宮東地区に非常に多くの人を呼び込む集客力と求心力を備えた再開発ビルになる事は間違いありません。
アシックスに続きシスメックスも三宮に本社を移転!バスターミナルI期ビルで2028年春操業開始 高まる再開発ビルの求心力
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