須磨水族園

須磨海浜公園再整備事業のにぎわい施設新築工事 各施設の躯体工事が進む 今年9月工事完了予定

神戸須磨シーワールドの建設と共に行われている須磨海浜公園の再整備。公園の東側半分を松の杜エリアとしてリニューアルを進めており、合計4棟の建物を新築して、園内のにぎわいを創出する計画です。



当初のイメージはオーバル形でデザイン性の高い低層建物が描かれていましたが、最終的には質実剛健でシンプルな形状の建物にまとめられているようです。

計画されている建物の概要と用途は以下とされています。

ヴィレッジA棟:子ども向けブック&カフェ、子育て支援・知育スタジオ等の施設

ヴィレッジB棟: キャンプ体験レストラン、グランピング体験施設

ヴィレッジC棟: 海の街にたたずむボートハウスをイメージしたレストランカフェ



3棟のにぎわい施設は加古川に本社を置く前川建設が施工しています。



B棟とC棟は連続して、海の広場前に配置されています。



建設中のB、C棟の2棟です。並び合っています。



海の街にたたずむボートハウスをイメージされ、上質なメニューが楽しめるレストランカフェとしての活用が予定されているC棟。



アウトドア、キャンプをテーマとし、キャンプ体験レストラン、グランピング体験施設等となるB棟。



ただB棟は当初の計画ではもっと北側の松林の奥に建設され、林の中にグランピング施設が配置される予定でした。実際には、C棟と並列するように建てられています。グランピング施設がどう配置されるのか気になるところです。



最も大きな建物がA棟です。子育て世代を対象に、子どもたちの遊びと学びの拠点をテーマとし、子ども向けブック&カフェ、子育て支援・知育スタジオ等が入る施設です。また施設の前には芝生広場が整備されます。



A棟は基礎の構築が完了しています。いよいよ鉄骨建方が開始される模様です。



基礎の大きさからもかなり床面積のある建物である事が見てとれます。この建物は地上2階建てとなります。



園内の松林をどう活かしていくのか。またオアシス化にはもう少し緑の密度上昇も必要なのではないかと思います。新しい松を植える計画はあるようです。グランピング施設周りは自然を満開できるような演出が必要でしょう。



芝生広場前にはパークコンシェルジュ棟も建設されます。



パースコンシェルジュ棟は管理事務所、多目的スタジオ、歴史ギャラリーを備えた建物です。既に建物が姿を現しています。



パークコンシェルジュ棟の西に芝生広場、そしてその奥にA棟が配置されます。

須磨シーワールドの開業も無論、楽しみですが、神戸市民はよりこの海浜公園の施設利用頻度が高くなるだけに、松の杜ヴィレッジに対する期待度は大きいと思います。



にぎわい施設を含めた須磨海浜公園の再整備は、神戸須磨シーワールドに先駆けて、2023年9月には公園の工事が完了し、にぎわい施設もオープンする予定とされています。
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