ウォーターフロント

新港西地区波除堤整備工事の制限付一般競争入札が広告される 水域整備の準備段階を進める工事



新港第一突堤や新港突堤西地区の再開発が進み、いよいよ第二突堤の再開発も今春から開始される計画です。神戸アリーナの建設と共にニ突堤間の水域の再整備も行われる予定で、マリーナの整備やマリーナを取り囲み、水と緑の空間をレイアウトする計画です。

岸壁付近の水辺空間は海草藻場、海藻藻場、湿地・干潟、マングローブ林等のブルーカーボンの整備が構想されています。またマリーナ以外にも水上レストランの開設も提案内容に挙げられていました。

その為には水域内の波をより穏やかにコントロールする必要があります。



水域内の波を穏やかにする為、新港西地区波除堤整備工事の施工事業者を決める為、総合評価落札方式制限付一般競争入札が広告されました。工事は第一突堤の南端から東に伸びる波除堤、第二突堤南端から西に伸びる波除堤を構築するものです。



波除堤の上部は一般開放される可能性もありますので、海上プロムナードのように散策もできるかもしれません。先端から見渡す新しい神戸のウォーターフロントやランドマーク群の眺めは格別かと思います。



先月に公開された「神戸ウォーターフロントビジョン」のイメージパースにもこの波除堤は描かれていました。東側の波除堤の付け根から海上噴水が噴射されているイメージとなっています。

天然の水を活用した大噴水はスイス・ジュネーブのレマン湖にある大噴水が有名です。高さ140mまで吹き上がる大噴水はジュネーブ親水エリアのランドマークで、夜間にはライトアップされています。

神戸港でも常設型の大噴水の整備を期待したいですね。



まだ第一突堤の再開発前の2011年頃の古い写真ですが、これらの突堤群とその基部は新しい神戸のウォーターフロントを象徴する場所に変貌を遂げつつあります。神戸空港の国際化に伴って、このエリアの開発の行方も大きく影響を受ける事になりそうです。

波除堤は2024年3月末までに完成予定です。

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