いよいよ明日18日より神戸空港の国際化が開始されます。これに伴い第2ターミナルビルが開業し、このまた新しい建物から訪日客を迎え入れ、日本人客を海外へと送り出します。
当初計画のサブターミナルから第2のメインターミナルへと格上げされ、その風格もイメージパースから大きく向上しました。
既に先週、市民向け内覧会も開催されていますが、その後、内部には開業準備が更に進められており、家具や観葉植物の搬入等が行われていました。
空港利用者用としてターミナルの入口は北側と東側に一ヶ所ずつ設けられています。
2階の屋上デッキは北側と西側の眺望に限定されており、南側の飛行機の離着陸の様子は見られないようです。
北側の道路沿いに観光バスの停留所が設けられいます。団体客の受け入れ等を想定しているものと思われます。
東側の第1ターミナルとの連絡アプローチはブロック舗装が行われました。場合によっては神戸空港での乗り継ぎも考えられるのでしょうか。
一部は芝生広場や植栽も設けられおり、当初のコンセプトにあった緑地の整備のエッセンスも多少採り入れられています。
新たに設置されたターミナル周辺案内です。
第2ターミナル内の案内図です。ターミナルビル内の唯一の店舗は、既に報道のあった国際線待合内に設けられる免税店のみのようです。飲食施設については当面、いわゆる仮設スタンドのみでの対応に留まる模様です。
新ターミナル前に設けられた車寄せです。
上屋が設置されており、バス、タクシー、自家用車の乗降が想定されています。
ポートライナーへの乗り換えには第1ターミナルまで歩いてアクセスする必要があります。距離は大した事はありませんが、悪天候の場合にはバス利用が推奨されるでしょう。ただ便数が非常に限定されているのが問題です。
メインで利用される想定の東側のエントランスです。
ターミナルの南側です。業務用の入口が設けられています。
発着ロビー以外は平屋建ての第2ターミナル。国際線、国内線待合はランプバス停車場に面しています。出発ロビー内の席数は国際450席、国内120席。メインは国際線です。
空港敷地との境界に有刺鉄線の取り付けられたフェンスが設けられました。
また駐機場と第2ターミナルの敷地も一体化され、その外周にはフェンスが張り巡らされています。
これによりランプバスやグラウンドハンドリング車両は敷地外に出る事なく、運行が可能となりました。
ターミナルの西側はランプバスやグラウンドハンドリング車両の待機エリアとなっています。
方々からやってきたランプバス。明日よりこれらのバスが活躍します。
ランプバスが運行試験を行なっていました。駐機場からターミナルへは1分程度の非常に短距離移動です。運航を予定している航空機の大きさから1機あたり3台の運用が予定されています。
駐機場については、今後、更に国際線の就航数が増える事に対応する為、更なる拡張を進める計画が検討される模様です。
第1ターミナルの東側に整備された第3駐車場。こちらは当初から完全にアスファルト舗装されました。
駐車場からターミナルへは屋根の付いた歩道で連絡しています。
これらの一連の整備によって遂に明日より国際線の受け入れ及び国内線の発着便数を120回/日へ引き上げが開始されます。
まず明日は午前10時に大韓航空と台湾のスターラックス航空、エバー航空が神戸に到着します。その後、それらの航空機が神戸を飛び立ち、韓国や台湾へと向かいます。まずは早期に上限の40往復便/日を埋められる体制を構築し、訪日ビジネス・観光客による神戸での滞在を促進すると共に、神戸以西の海外渡航需要を開拓していく必要があります。
神戸空港がいよいよ明日から国際空港へ!第2ターミナル開業
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いよいよ明日から神戸空港に国際線が就航する事で関西の空港旅客の利便性が画期的に向上します。同時に国際空港に直結する神戸都心は“国際空港フロント”に格上げです。
国際化は空港母都市である神戸のビジネス環境に大きく貢献し、国際空港と直結する都心三宮は外資系企業の西日本最大の集積地を目指す事も可能となります。また神戸空港は国土軸に位置することで中四国地方から集客可能であり、国内有数の基幹空港へと成長してゆくことが期待されます。
神戸空港国際便に20社以上のキャリアが就航希望という圧倒的な支持を得て、神戸市は今年度中に更なる拡張計画を発表する運びですね。エプロンの再拡張と新しいターミナルを一体的に整備する計画ですから期待が止まりません。
今回の規制緩和便数により、神戸市は国内便500万人、国際便200万人程度と見ていますが国際便は本気で需要を取り込めば国内便同等程度は直ぐに達成出来そうです。積極的で思い切った拡張計画が神戸市のみならず、関西全体の経済復権に必要な事です。
いよいよ明日から神戸空港は第2の開港となりますね。
可能なら現地で国際便到着の様子を眺めながら国際化を
祝いたいところです。
何はともあれ、まずは事故無く国際チャーター便の
受け入れ実績を築き上げて、国際定期便の就航に
向けてあらゆる面で障壁がないよう運用して欲しいです。
国際化を機に、全国・全世界の航空会社から選ばれる空港に。
神戸空港は間違いなくそのポテンシャルを十二分に
秘めています。
私も昨日見に行きましたが
第一ターミナル間の歩道に屋根は欲しいですよね
それと先日オープンしたフードコートですが
夕方という時間もあってかほぼ満席状態でした
休日の昼食時間帯はおそらく入店するのに
待たされそうでもう少し席数増やすなどの改善が必要かと
感じました