市庁舎建て替え計画

神戸市庁舎冷却塔機能移転工事 いよいよ着工! 3号館建て替えに向けて準備プロジェクト始動




こうべ花時計のあった市役所敷地北側に移設が計画されている冷却塔。市庁舎の空調冷却機能を集約する施設が現在、建て替えを予定している3号館の屋上にあります。これをこの場所に移設する工事がいよいよ開始されました!花時計は今春に東遊園地の南端にある噴水広場に仮再開する予定です。



工事名称は神戸市庁舎冷機能移転他工事。工期は6月末までの5ヶ月を見込んでいます。施工は三神工業。一般競争入札で2.58億円で契約されました。



敷地はすでに仮囲いが設置されています。



仮囲いが板一枚分、まだ張られていなかったので、内部を覗かせて貰いました。まだ現段階では花時計のあった築山も残っています。



冷却塔の規模とはどれ位なのでしょうか。既存の庁舎に加えて、今後は3号館跡に建設される中央区総合庁舎、そして2号館跡に建設される音楽ホールも併設した高層複合庁舎にも対応する機能が求められます。しかし新庁舎は技術の進歩により高断熱・高遮熱が期待でき、効率・省エネ性の高い建築になる事からこれらも踏まえた施設になるのでしょう。



この場所に単なる冷却塔というのは味気ないので、一見それとは分からないようパネルや構造物で覆い、シンボリックで広場内の賑わい施設の一部として整備して欲しいものです。



冷却機能の切り替えは移転工事完了後の7月以降になるものと思われます。この機能移転が終わればいよいよ3号館の解体に着手できるようになります。



よって解体着手時期は今秋あたりではないかと思われます。既存建物の地上躯体解体には恐らく半年程を要すと予想しています。新しい中央区総合庁舎の規模は地上10階と現庁舎と大きく変わらない事から基礎は再利用されるようです。従って新総合庁舎の着工は来春、工期に1年を要し、竣工は2021年の春を予想します。雲井通5丁目のバスターミナルI期ビル建設に伴う街区内の既存建物解体は2020年度を予定していますが、総合庁舎機能の移転はこれに間に合いません。サンパルの解体開始を先行させる可能性はあるでしょう。

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