特集・シリーズ

神戸市が令和4年度の予算案を発表 Part2 市庁舎周辺再整備に関する重点投資項目


来年度の神戸市予算案が発表され、都心・三宮再整備やウォーターフロント、拠点駅周辺のリニューアル等の重点項目についての投資額や開発スケジュールが明らかになりました。前回のPart1では三宮駅周辺の開発プロジェクトについて取り上げましたが、Part2は市役所周辺部のプロジェクトの予算配分について取り上げます。

市役所周辺エリアへの投資

市庁舎再編関連

本庁舎2号館の再整備 36.5億円


  • 新庁舎・にぎわい施設の整備に向けた事業者の選定及び契約 (R4年度事業者の選定・契約、R4年度~設計・工事)
  • 連絡ロビー・エネルギー施設の整備(R3年度工事着手、R5年度完成)
解体工事が完了した神戸市役所本庁舎2号館では、まず南側の敷地に地上8階建の連絡ロビー・エネルギー施設を今年度内に着工します。この施設は23年12月する予定で、北側に暫定設置されているクーリングタワーの機能を新エネルギー施設が担い始めると、新庁舎・集客施設の新ビルの建設を開始します。コロナ禍の感染再拡大によって時期を延期した事業者公募・選定も22年度内には実施、以降に設計・⼯事としています。夏までには新施設の概要や絵姿が明らかになる模様です。

中央区役所・中央区文化センターの整備 19.65億円


  • 中央区役所・中央区文化センターの整備(R4.7月供用開始予定)
本庁舎3号館跡で建設中の新中央区総合庁舎はいよいよ7月に供用を開始します。この新庁舎の完成と共に雲井通5丁目再開発も遂に始動します。また新庁舎の面する東町筋の道路の再整備がこれから進められます。

 磯上公園の再整備 4.38億円



市庁舎再編に伴って、磯上公園内で建設されている新体育館も新庁舎同様に7月に完成します。周辺道路や園内の再整備は23年度に掛けて工事が進行する予定です。

東遊園地の再整備・活性化 3.09億円


  • 東遊園地の再整備、にぎわい拠点施設の整備 (R3年度工事着手、R5年度再整備完了予定)
再整備工事が進んでいる東遊園地のリニューアル。来年度内に園内の大部分のリニューアル工事を進め、にぎわい拠点施設の建設も行います。公園を囲む東町筋、葺合南58号線、そしてフラワーロード税関線も再整備も同時に実施し、23年度に全体計画を完成させます。

税関前歩道橋のリニューアル 8.76億円


  • 税関前歩道橋の架替(R3年度工事着手、R5年度工事完了予定)
東遊園地の再整備と連続する動線として、既に新歩道橋の架橋工事は着工済みで、23年春の完成を目指します。

都心・三宮再整備における「自然の景」の創造 0.15億円

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  • 自然を感じる風景を創出するための草花植栽の試行実施(京町筋)
  • 新たな花と緑のブランド戦略Living Nature Kobeによる魅力発信
新規に追加された再整備項目として、都心エリアで自然を感じられる景観創出を目的とした施策が講じられます。京町筋の植栽等に手を入れます。

市役所周辺を中心に南北の動線改良と美装化を進めていきます。やはりこの一連の計画で最大規模となる2号館跡の新庁舎・集客施設の内容と規模がいち早く決定される事がプロジェクトの成否の鍵を握る事になるでしょう。
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