アシックスやシスメックスの本社、バスターミナル、新神戸文化ホール、三宮図書館、ホテルの入る地上32階建の超高層複合ビルの建設工事が着々と進行しています。
地下3階まである地下躯体の構築は敷地全体に及んでおり、これらの地下工事が完了すると、いよいよタワークレーンを使った地上躯体の構築工事が開始される予定です。
工事は北側が先行し、南側が後を追う展開で進行しています。後発の南側も鉄骨建方は終わりつつあり、各地下階のフロア構築が進められています。
また別の機会に触れたいと思いますが、三菱地所他の企業コンソーシアムがこの事業のプロサーザル段階で示したイメージでは、バスターミナル内に滞留空間となる吹き抜け階段を設ける様子が描かれていました。しかし後に出てきた平面図にはこの階段は見当たらないと思っていましたが、よくよく再度、図面を確認すると、吹き抜け階段が見つかりました。
私の全くの見落としでした!よってスタジアムスタイルの待合はイメージ通りに実現するようです。お騒がせ致しました。他のバスターミナルにはない特徴的な空間なので、完成がとても楽しみです。
バスターミナルビルの南側に仮囲いが二重設置されました。新バスターミナルビル周辺のデッキ工事も本格的に始動しています。
三宮駅前の大改造は神戸ポートピア博覧会開催前の70年代後半に行われたポートライナーの三宮駅、当時のJR三ノ宮駅ビルである三宮ターミナルビル、そして駅前広場の整備以来、約50年ぶりとなります。しかしその規模や開発範囲は当時を遥かに凌ぐ内容です。
仮囲いの南側に仮設歩道が設置されました。沿道沿いの建物へのアクセス路は確保されています。
しかしミント神戸前の三宮東交差点周辺は通行が大きく制限されています。同交差点以西には行く事ができなくなっていましたが、更に北にも行けなくなりました。
コスモビル前も封鎖されましたので、OPA2横を通って南下する事はできませんので、注意が必要です。
駅前周辺の歩行者動線は方々でかなりの制約が生じています。その規模や範囲は神戸三宮阪急ビルの建設時の比ではありません。
ただ工事が完了すれば、これまで以上に駅周辺の動線は飛躍的に改善され、移動も容易になるでしょう。産みの苦しみとして2年半を耐える必要があります。場合によっては、歩行者デッキは再開発ビルの完成に先行して供用が開始されるかもしれません。
クレーンが接触したサンシティビルの東側壁面上部は応急処置のパネルがついていましたが、足場が組まれて本格的に現状復帰工事が開始されました。数年後には解体される可能性が高い建物ですが、安全性を考慮してしっかりと修復されるようです。
用事で二宮周辺を初めて歩きましたが美味しいご飯屋などは結構ありますが正直見た目は寂れた住宅街と飲み屋街の狭間という感じで再開発エリアと徒歩圏内である事を考えると余波というかもっと福岡の博多のような代謝の良い影響がこういう所からほしいですね