順調に建設工事の進行する雲井通5丁目の再開発事業・バスターミナルI期ビル。敷地全体で本格的に地下躯体の工事が行われている段階です。
工事の先行する北側では既に鉄骨工事が進行し、地下1-3階の鉄骨の躯体がほぼ完全形になりつつあります。
地下深くまで鉄骨の柱や梁が組み立てられています。この勢いで地上躯体の鉄骨建方も北側を先行させていく事になるのでしょうか。
敷地全体の工事が開始され、南側にあった建設事務所は撤去されましたが、北側の山留壁の段差にすっぽりと埋まるように事務所が建てられていました。
南側はまだ地中部分の基礎構築が続いているようです。
再開発街区東側の葺合南146号線の道路改良工事も南北の区間に渡って進められており、エプロンブロックの新設が行われています。バスターミナルへの進入路になる為、道路拡幅と路面舗装の刷新や美装化が進められる模様です。
バスターミナルビルと駅前を結ぶ歩行者デッキの建設工事着手準備も進められています。間もなく中央幹線の北側歩道は通行できなくなります。
また国と神戸市は一般国道2号神戸三宮駅交通ターミナル特定運営事業等と三宮バスターミナル特定運営事業等の二つの事業をまとめ、コンセッション方式を導入し、ミント神戸1階のバスターミナルと雲井通の新バスターミナルを一体的に維持管理及び運営する民間事業者を選定する公募を開始しました。
この公募は2度目の挑戦となり、1年前に実施した公募は不調に終わりました。
前回の公募では、事業期間の条件を30年の長期に設定していました。今回の公募はこの条件を緩和し、15年に短縮。事業参画へのハードルを下げた形を採用しています。バスターミナルのコンセッション導入は、政府が20年に民間事業者への運営権売却を目指す為に道路法改正案を可決させた後に講じられる全国初の試みです。バスタ新宿のように、神姫バスやJRバス等、このターミナルを活用を予定するメインのバス事業者、日本バス協会が出資する新会社が運営を担うべきなのではないかと思います。今回こそは事業者が決定して欲しいですね。
神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業 三宮バスターミナル特定運営事業等 特定事業の選定及び公募開始
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