旧居留地

神戸ダイヤモンドビルのビル東館ファサード・西館門型フレーム工事が完成 複数ブランドが営業する華やかなビルへ転換



大丸の向かいはトアロード・明石町筋の角地に立地する神戸ダイヤモンドビルの1-2階をテナント区画に改修する東館ファサード・西館門型フレーム工事が完了しました。



西館の最も目立つコーナーエリアには高級時計ブランドの「ROLEX」が4月14日(金)に、明石町筋の南側にある常盤ビルから移転リニューアルオープンしました。



ROLEXと同じく興和神戸ビルから移転したBURBERRYが神戸ダイヤモンドビルの1階に並んでいます。



そして明石町筋側には更に2つのブランドが移転開業する予定です。



3つのブティックが並ぶ形で界隈の華やかさが大きく高められます。



この新たな2区画に出店するのは、これまた明石町筋の南側は明海ビルで営業するジョルジオ アルマーニ、そしてBLOCK30で営業中のエンポリオ アルマーニの2ブランドが神戸ダイヤモンドビルに移ります。



双方とも4月29日にオープン予定です。両店共に関西最大規模のブティックとして、リニューアルオープンを果たします。



これらの一連の移転リニューアルの舵取りをしているのは大丸神戸店です。明石町筋の北側にはハイブランドの中でも特に人気のあるブティックが集中する事になります。大丸は百貨店店舗周辺にブランドを集積させる再編を本格化させています。

旧居留地の広範囲に路面店を散らせていた形から、大丸周辺に集約して、買い回りによる売上増を促進する戦略でしょうか。



神戸阪急が、80億円を投じたリモデルを進行させており、高級路線を強化しています。これまでのそごう神戸店だった時代よりも明らかに大丸にとっては脅威になりつつあり、テコ入れを進めざるを得なかった状況かと思います。ただこれらのブランド集約によって、旧居留地内で空テナントが多く出現し、新たなテナント誘致が必要になる為、街としての空洞化が進まないかが気掛かりなところです。

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