海岸通のNTTドコモビルの東側で行われている「神戸海岸通 NADAC BLD」の新築工事。昨年、9月に着工し、株式会社クオリアが施工しています。1月に鉄骨建方の開始の模様をお伝えして以来、4ヶ月が経過しており、既にビル外観は完成に至りました。
敷地は南北幅が数メートルのみの狭小地ですが、東西のスパンは数十メートルに及びます。従って地上4階建てのテナントビルは東西方向を有効利用する形で設計されています。
西側に設けられた大きな開口。貫通していますが、駐車場としての活用が行われるのでしょうか。風の通り道を敢えて造り、フラットな建物の風抜けを良くして、耐風性を向上させているのではないかと思われます。
中央部に設けられたガラス張りのエントランスです。小さなエレベーターホールも備わります。階段もエレベーターホールの隣に設置されています。
1階のテナントフロアの様子です。東西に長いガラスの開口を設けています。
アルミカーテンウォールを採用したファサードは完成予想パース以上にスタイリッシュで高い質感に仕上がっています。
エントランスのある中央部はエレベーターや階段もあるので、東西のテナント区画を隔てる共用部となり、2-4階にはテラスも設けられています。
ガラスに覆われモノトーンに統一された外観は、この土地の狭小性を考えると高スペックの開発になったと思います。
建物上部に「ONE LIGHT KAIGANDORI」の名称ロゴが取り付けられました。このフレーム部の造形もスタイリッシュです。
フロア数が倍あれば、もっとランドマーク性の高い建物になったかと思いますが、スタイル性に優れたテナントビルが誕生しそうです。オフィスのみでなく、サロンやクリニック等のテナントが入ると、周辺の賑わい増にも寄与するでしょう。
この通り沿いには同じような狭小空間にテナントビルが既に2棟建設されています。カフェやアイスクリームショップ等のテナントも入っています。
新港町の再開発で京町筋の人通りは大幅に増加しました。今後、東遊園地の再整備と税関前歩道橋のリニューアルによって、海岸通りへの回遊性も出てくるのではないかと思われます。これらの不動産開発は、将来の界隈の発展を見込んだ先行投資の動きと言えるでしょう。
(仮称)神戸海岸通 NADAC BLD 新築工事 竣工が迫る! 施設名称は「ONE LIGHT海岸通」
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