旧居留地

明石町・御幸ビルの1-2階テナント一斉退去 今後の活用は?旧居留地の活性化の行方を占う



明石町筋を挟んで大丸神戸店と対峙して立つニッケ神戸ビル、神戸御幸ビルは大丸が借り上げてブランドテナントの路面店を誘致する店外展開の代表例です。旧居留地のショーケースのような通りで、その美しさは常にエリアをリードする存在です。



しかしそのBLOCK44としていた神戸御幸ビルの1-2階テナントが一斉に別のロケーションに移転し、空きテナントになりました。



バレンシアガは近隣のBLOCK30の西側1階に移転オープンしました。



ここに出店していたドルチェ&ガッバーナは大丸内に移転。



また同じく御幸ビルからエンポリオ・アルマーニもBLOCK30の東側に移転開業。ここにあったマックスマーラも大丸内に移転しました。



BLOCK30を含む大丸カーポートビルは北東面の外装のリニューアルを終えました。



大丸神戸店は一連のテナントの移転や入れ替えによってBLOCK44の大幅な改装を実施しようとしているようです。



神戸旧居留地平和ビルもユナイテッドアローズがメインテナントでしたが、同ブランドのミント神戸への移転後はフォクシーやカミネが出店。近年、旧居留地内のテナントの移転や入れ替えはかなり頻繁に行われています。



もしかして神戸御幸ビルの建て替えも視野に入っているのでは?と期待を寄せましたが、今回の移転劇は低層部の改装が目的のようです。かなり古いビルですし、仲町通りと明石町筋の交差点という旧居留地の顔と言うべき立地ですので、これに相応しい規模やデザインを有する建物への建て替えはエリアの活性化に大きく寄与するのではないかと思います。



神戸御幸ビルの地下階から移転するリーバイスストアはトアロードに新たな拠点を構えます。



三宮本通にも面しており、9月下旬のオープンを目指して開業準備が進められています。



周辺の移転劇が大胆に行われている中、なかなかテナントが埋まらないのがThe 45th。開業20年を前にリニューアル工事が行われ、1-2階はモンクレールの旗艦店になったものの、それ以外のフロアのテナント誘致は進んでいません。物販、サービステナントだけでなく、オフィスとしても使えるのではないかと思いますので、有力スタートアップ企業の誘致やシェアオフィス等の用途も考えても良いのではないかと思います。



コロナ禍で、小売・流通の中でも百貨店は非常に厳しい環境に置かれており、大丸も大型投資に踏み切る事が出来ません。旧居留地内でも多くの路面店が撤退後、後継テナントが決まらない例を散見します。しかし宝飾品や時計等の高額品の販売は好調との事なので、今回の御幸ビル改装は新風を吹き込むキッカケとなればと思います。まだ旧居留地の一等地には少ない飲食テナントが誘致される事も期待したいですね。

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