ホテルシェレナ跡地

旧ホテルシェレナ西館・第一グランドホテル西元町の解体撤去工事が開始される 和田興産が再開発へ 元町商店街の活性化の一翼となるか

西元町のランドマークであったホテルシェレナ神戸。本館、東館、西館の3棟構成の建物でしたが、震災で被災した本館と東館は解体され、その後、タワーマンションと学生寮に再開発されました。残る西館は被害が少なかった事からホテルとして再生される予定でしたが、この計画も頓挫し、他社に渡りました。一時は改装工事を経て賃貸マンションにコンバージョンされましたが、稼働しているのか不明の状態・且つ建物名は第一グランドホテルと銘打たれる等、どう活用したいのか分からない状態にとどめ置かれたいました。 そしてようやく再譲渡が実現し、昨秋に和田興産が土地と建物を取得。止まっていたシェレナ跡地再開発の総仕上げに向けて始動しました。

既に現地では既存建物の解体撤去工事が開始されています。

仮囲いを設置し、建物全体を足場で覆い始めました。その後には防音パネルを上部に嵌め込み、上層階から重機で解体を開始します。

解体工事を受注したのはツバサ建業。解体工事の工期は2023年5月末までと約1年半を要する事になります。

建物の裏側です。タワーパーキングもあります。敷地はコの字型で、中央に雑居ビルが2棟あります。

建物北側は元町商店街に面しており、深く入り込んでいます。商店街入口という立地は周辺エリアの活性に大きく関与しますが、これまではほぼ幽霊ビル状態で塩漬けにされてしまっていました。

 地下階は西元町駅と直結しています。神戸の都心部でも鉄道駅と直結したホテルは現在のところ、神戸三宮阪急ビル内のレムプラスのみなのではないかと思います。

 今後の再開発次第では西元町駅の活性化にも寄与する事になるでしょう。

 この建物の敷地面積は1,093.48㎡です。都心機能誘導地区の為、敷地面積が1,000平方メートルを越える場合、建物内容積率に占める住宅の割合は400%未満に制限されています。

和田興産はこの再開発でどんな絵を描こうとしているのか。日経新聞が報じたところによると、低層階に商業機能を備えたマンションを計画中との事。

 この土地は建蔽率80%、容積率800%です。敷地上限いっぱいまで建物を建設する場合、容積の半分が商業施設、残り半分が住宅という構成になります。

都心の住宅建設規制が導入されて以来、新規で敷地面積1,000平方メートルを越える土地での住宅機能導入開発はこのプロジェクトが初になるのではないかと思います。今後の他開発にもベンチマークとなる計画として要注目です。



商業機能は周辺に急増したマンションの住民の生活を支える生活利便の向上が主な目的のテナント構成になるのではないかと思われます。飲食店やカフェなども入ると、街の賑わいにも貢献する施設になるでしょう。和田興産のデベロッパーとしての腕試し所です。

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POSTED COMMENT

  1. kingi より:

    この立地を20年以上空白にしてきた損失は
    計り知れないですね
    ようやく消えてくれるんですね

    • しん@こべるん より:

      近隣の中央郵便局も再開発を期待したいところではあります。全国主要都市の中央郵便局は日本郵政が次々と開発に乗り出しています。ただ神戸は立地が難しいかもしれませんが。

  2. 近所のもの。 より:

    和田興産が..商業施設..なかなか想像できません。まったくの素人考えですが、土地分割して一割を切り離すことで規制を逃れるといったやり方はあり得ないでしょうか?一割捨てて住宅100%取った方が和田にとってはおいしいように思います。

    • しん@こべるん より:

      そういった事をしないように行政は指導を行うと思いますし、建築許可を出さないでしょう。和田としても地場が資本の企業ですから、行政と争う姿勢は得策ではありませんし、地元への貢献という意味でも一つの挑戦なのではないかと思います。無論、利益を得られると算段しているからこその投資かとは思いますが。

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