新港突堤西地区再開発

新港突堤西地区(第1突堤基部)再開発事業 開発事業計画のお知らせが掲示される!



都市再生措置法に基づき国土交通省から認定を受けた新港突堤西地区再開発。住友不動産、フェリシモ、デカンショライオン、合同会社のAQUART神戸、AQUART PARK神戸が事業者となり、低層部に商業施設を併設した地上27階建のツインタワーマンションやカフェやミュージアムも入ったフェリシモ、ジーライオングループの本社ビル、そして円形水族館を整備し、ウォーターフロント活性化の切り札とする一大プロジェクトがいよいよ始動します。



遂に仮囲いに開発事業計画のお知らせが掲示されました。建築計画のお知らせではない点がミソです。

この標識は神戸市開発事業の手続及び基準に関する条例第8条第1項の規定に基づき設置されました。標識の設置日は11月26日。私とした事が1ヶ月も遅れてのご報告となりました。気になるのは工事着手予定日が2019年4月頃に対して、工事完了予定日が2019年9月頃である事です。書き間違いかと一瞬思いましたが、何らかの工事に限定した標識である可能性があります。設計も山本設計のみが記載されています。



南側の南側のB地区は現在、地中障害物の撤去工事が行われています。敷地東側半分の4工区に建設される予定のフェリシモクリエイティブラボ及び同社本社ビルは来年6月に着工、20年9月に完成予定です。3工区に建設される水族館の入る文化施設の着工時期や施設の開業時期はまた明らかにされていません。AQUARTは現在、須磨海浜水族園を運営している民間JVの一社です。民営化が予定されている新すますいとの連携が模索される模様ですが、すますいのサテライトアクアリウムとしての機能も考えられるでしょう。



地中障害物の撤去工事はまだ終わりそうにありま線。当初は11月30日までとなっていました。



現在の標識は3月25日までとなっています。この撤去工事完了直後に着工の運びとなる模様です。



北側のA地区。5工区と8工区に建設されるツインタワーは西棟に347戸、東棟に353戸で合計700戸です。ツインタワーではありますが、両棟の間にデカンショライオンの業務・商業棟と立体駐車場棟が構えるので、通常のツインタワーとは趣が異なります。7工区のデカンショライオンは2019年9月に着工、2020年12月末に竣工予定です。



A地区は各建物の地質調査が完了しており、着工を待つばかりです。業務施設は1年余の工期ですが、ツインタワーは2年以上の工期を要するものと思われます。全体の完成は2024年の予定です。



各施設の間をデッキが連結します。タワーの西側に配置されるデッキですが、完成予想パースでは弧を描くように北側にカーブするスロープでしたが、平面図を見る限り、エレベーターと階段に変更されており、その分、緑地を拡大しています。



こちらが元々、描かれていたスロープです。

三宮は神戸阪急ビルのみが先行し、他計画は最終形は未だ見えずの状態が続く中、この新港突堤基部の再開発は希望の星です。
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