新港町の再開発は西地区がツインタワーマンション以外は建設工事や道路改良工事も完了し、いよいよ次のステージである第2突堤周辺へと移行し始めています。その着手に必要な既存建物の解体が大詰めを迎えています。
第2突堤基部の東側にあった小規模な事務所や倉庫等の解体が進み、既に地上部は姿を消しています。
アリーナが建設される突堤部のゲートウェイとなるこのエリアは今後、どのように開発されるのか。
そのヒントは向かいの大型倉庫のある敷地の活用方法次第ではないかと思われます。
南側に広がる広大に見える土地がアリーナの建設される第2突堤です。最後まで残っていた北側の上屋2棟も解体が進みました。
瓦礫化したのH1上屋の跡地。
既にフラット化したJ1上屋の跡地。
いよいよアリーナ建設が始動する事になります。ウォーターフロント開発の真打とも言えるこの再開発。広域圏においても大きなインパクトを与える施設となる事が期待されます。
神戸市はまだこの西側基部の倉庫跡地の再開発については事業者の公募を開始する素振りを見せません。当初は突堤と同じ年度内に事業者を募る予定でした。アリーナが出来ても、この倉庫が残ると、開発済みの西地区や第1突堤、水域とアリーナが分断されてしまいます。この土地に対していつものサウンディング市場調査をまず実施しないのでしょうか。
更に東側の第3突堤の基部にあたる大型倉庫ビルの解体も進行しています。
新港町は広大です。都心隣接地区にこんなに大きな親水エリアがまだ未開の地として残されている訳ですから、これは大きな財産です。歩みは遅くとも着実に有効活用を促進して欲しいと思います。それには早期にアクセスの改善が必要です。バスでのアクセスは普段乗り慣れていないと、心理的ハードルがどうしても高く、やはりLRTが必要になります。検討は進められているようですが、そろそろ具体的な整備のタイミングについて方針を示す段階なのではないかと思われます。
新港第2突堤とその基部の上屋や倉庫・事務所群の解体が大詰めを迎える 再開発がいよいよ始動へ
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