ウォーターフロント

新港町旧国有地で工事が開始される 土地の有効活用方法について考えてみる


京町筋は国道2号線の南側で新港町と阪神高速神戸線の間に挟まれた土地があります。元は国有地でしたが、エリア一帯の再開発を進める計画を持つ神戸市に売却されました。



土地の面積は2,088平方メートル。この土地で工事が開始されています。



工事の目的は発掘調査。近隣には坂本龍馬が勝海舟に任せられて



何か遺跡や歴史的に価値のある物が出土するでしょうか。



新港町のゲートウェイ沿いに立地するこの土地はどう活用されるべきか。



以前は、神戸地方合同庁舎2号館・別館を解体し、海岸通りから海をダイレクトにみわたせるようにする構想が描かれていましたが、国の理解が進みませんでした。今回の発掘調査中の土地なら新たな高層庁舎を建設し、移転させるというのが私の考えたプランでしたが、神戸市は現在の船着場を埋め立て、岸壁を南に下げる新たな構想し示しました。



従ってこの土地はその新たな岸壁の前に立地する事になります。

ただこれまではウォーターフロントの玄関口に存在する希少な土地でしたが、船着場が埋め立てられる場合は、広大な土地が新たに出現する事になるので、この土地の活用方々は不透明さを増します。



隣接して阪神高速神戸支社ビルが立地し、更にその東側に京橋ランプとパーキングエリアがあります。


神戸市、国土交通省、阪神高速の間で、以前よりこの京橋ランプ周辺の道路動線の改良構想を持っており、再開発ビルの建設も視野に検討が行われていました。


阪神高速神戸支社の敷地や今回の角地を含めた一帯を、ランプの改造と合わせて開発を進める事が出来ればと思いますが、これに合わせてポートライナーの軌道支線をかもめりあの北側まで東伸させ、京橋とかもめりあに新駅を整備すれば、そこまでコストを掛けずにウォーターフロントへアクセスが向上するのではないでしょうか。

関連記事
ウォーターフロント

神戸ウォーターフロントアートプロジェクトに映画「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」が登場

2022年11月25日
こべるん ~変化していく神戸~
神戸ウォーターフロントアートプロジェクトはリニューアル工事中の神戸ポートタワーを覆う仮囲いのカバーをスクリーンとして、プロジェクションマッピ …
ウォーターフロント

神戸ウォーターフロント開発機構が神戸ポートタワーの運営事業者を公募 2024年春の営業再開を目指す

2022年10月15日
こべるん ~変化していく神戸~
現在、耐震改修工事の最中で閉館している神戸港のシンボル・神戸ポートタワー。改修工事は耐震化だけでなく、展望施設や低層部のリニューアル …
ウォーターフロント

神戸市が波止場町1番地に新たなにぎわい施設の誘致を模索 サウンディング型市場調査を実施

2024年10月12日
こべるん ~変化していく神戸~
神戸市は海岸通の南側で東西に展開する波止場町を緑地として整備し、都心エリアから開放的に海が見える景観の確保を目指していましたが、この …

POSTED COMMENT

  1. えくぼん より:

    街がダイナミックに動いている今だから、出来ることはたくさんあると思います。
    私は通勤で三宮の駅を使いますが、駅ビルが退いた今、どうしてもポートライナーの尻切れ感がぬぐえません。そのまま延伸し、市役所、フェリーターミナルやモザイクの方へ伸ばすなら今と思いますがね。

    また、今の震災復興公園?の所から分岐を設け、市役所、三宮とつなげれば、その部分だけ環状線になりますし、一方通行にして速達列車を通すことも可能と思います。影響力のある方々が色々と提言を出せばいいのですが…

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です