雨という予報だった先週末も日曜日はスッキリとした青空が広がって汗ばむ陽気となり、取材ができてホッとしました。湿度の低い秋の空は綺麗に写真が撮れます。
外観からも解体の様子が見て取れるようになってきた三宮ターミナルビルの撤去工事ですが、塔屋の解体が終わった事を先週お伝えしていました。
西側の塔屋に続き、東側の塔屋もまだ足場やパネルに覆われていますが、中身は既にありません。しかし屋上北側には給水・冷却塔等の設備がまだ残っているようです。西側の作業はいよいよレストラン街のあった11階の解体に着手するようです。
西側のタワークレーン1号機を支えている外壁周りの足場やパネルの一部が撤去されました。恐らく補強材設置位置を低い階に移行させ、11階の撤去を始めるのではないかと思われます。
解体工事はこれから加速して既存建物が小さくなっていくものと思われます。半年後にはこの交差点で聳えているのはミント神戸のみになる事でしょう。来年にはJR三ノ宮駅前広場の再整備工事にも何等かの具体的な動きが出てくるのではないでしょうか。
本日でいよいよ閉店となるそごう神戸店。とうとう三宮の舞台からそごうが姿を消します。SOGOの看板は今夜には撤去されるのでしょうか。明日より神戸阪急としての開店に向けて4日間の休業に入ります。そんな長い休業は震災後の再建開店以降初めてとなります。
阪急のロゴが付く予定の北面外壁。SOGOのロゴが付いていた部分と含めてパネルが一新されました。新しい部分は色が異なります。
三宮交差点に面するアール部も同様の仕上がりです。
明日には阪急のロゴが付いているのでしょうか。
そしてタワークレーンが作業を進めている神戸阪急ビル東館。
仮囲いの外からは特段の変化は見られません。しかし内部では着実に工事が進行しており、1階床~地下階の構築が進んでいます。既に超高層ビルを支える太い重量鉄骨の柱がお目見えしています。西側の地上階の鉄骨建方が開始される日も間近に迫っています。
よくよく考えると、神戸市内のプロジェクトにおいて鉄骨造で高さ100mを越える超高層建築の建設工事をこのブログでお伝えするのはこの計画が初めてなのです。つまりは神戸国際会館以来とも言えます。
生田新道から神戸阪急ビルを建設するタワークレーンが見えている事に新鮮さを覚えました。鉄骨建方が始まると、このタワークレーンの位置は更に高くなり、神戸阪急ビルも雑居ビル街の背後に顔を覗かせる事になります。想像するとワクワクしますが、来年の今頃には現実となっています。
三宮の主役であるこれらのプロジェクトはこれから年末に向けて大きな変化を遂げていくことになるでしょう。
ラグビーワールドカップが開幕し、神戸での第1試合が既に行われ、本日には第2試合が予定されていますが、三宮の繁華街にも欧米からの観光客を多く見かけるようになりました。彼らの目に再開発が進行し始めた神戸の街はどう映っているのでしょうか。ストリートサインが無い事に戸惑っている人々の姿も見受けられました。日本の住所システムが非常に分かりにくく煩雑になっている大きな要因は欧米のように通り名でなく、町名管理となっている点です。少なくとも神戸市は都心エリアの全ての通りに名称を与えるべきだと思います。
変化を迎える三宮の主役達 三宮ターミナルビル x そごう神戸店 x 神戸阪急ビル その2
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク