先週末の取材中、三宮中央通りの東洋カーマックスパーキング前を通り過ぎた際、いつもとは違う何かに私の「開発感知センサー」が反応しました。
1階の一部区画がフェンスに囲われていたのです。そして一旦、外に出て見上げて見ると、2階に鉄パイプを組んだ三脚やぐらのような物を発見!
「もしや!?」と思い、上がってみると、仮囲いの中に地質ボーリング調査の三脚パイプやぐらが組まれ、ボーリングマシンが設置されていました!!
しかしすぐに次の疑問が浮かんできました。「何故2階にあるのか!?」再度、「もしや!?」と思って再び1階に降りてみました。
2階のデッキプレートを貫通してケーシングパイプが真っすぐに伸びていました!
そして鋼管は地面に突き刺さっています。恐らく駐車場1階は階高が低過ぎて、十分な高さの三脚パイプを組む事ができない為、2階からボーリング調査を行う必要があったのだと思われます。
敷地の四隅の調査を一度に進めているようです。
フェンスには「工事のお知らせ」も貼り出されていました。駐車場内敷地の地盤地質調査を実施していたのは大和ハウス工業本店流通店舗第一事業部。協力業者として東建ジオテック大阪支店の名が掲載されていました。同社は地質・土質調査の専門企業です。
またもや大和ハウス工業!?ここのところ、神戸の都心部において、同社の施工する建設工事が急増しています。フレッサイン神戸三宮、ポルシェセンター神戸、神戸プラザホテルウェスト、グリーリッチホテル神戸三宮。そしてつい最近では東門街のアベストホテル神戸も同社の施工である事が判明したばかりです。しかし今回は神戸支社ではなく、本店の流通店舗第一事業部が担当しているようです。プロジェクトとして本店が扱う性格・規模という事でしょうか。
このパーキングの開発は長年、私が夢見てきた案件の一つです。当ブログでも幾度となく、開発計画が進む事を切望してきました。ダイエーリビング館のあったこの場所は震災後は屋台村ができたりと、復興の中で賑わいを生む場にもなっていましたが、ダイエーの破綻で売却された後、駐車場として暫定利用が続いてきました。
向かいには高松建設の設計・施工で関電不動産開発が進めるオフィスビルプロジェクト「三宮町1丁目計画」が最近、明らかになったばかりです。
また三宮中央通りの少し西ではF.O.インターナショナル本社の解体工事が進められています。パナソニックホームズが店舗ビルの開発を予定しているようです。来春には三宮プラッツの改修工事も完了します。
まさかこんなに早い段階で東洋カーマックスパーキングの開発が進行する事になるとは思ってもみませんでした。この9月の1ヵ月間は様々な開発計画の具体化や着工等が立て続けでしたが、GSパーク神戸や今回の東洋カーマックスパーキング等、長年、暫定利用されてきた都心一等地の開発が進み始めた事は三宮再整備に端を発する神戸都心部の開発がいよいよ本格的に波及してきた事の現れでしょう。東洋カーマックスパーキング開発の概要が明らかになるのが待ち遠しいですね。
三宮中央通り 東洋カーマックスパーキングの開発も遂に動くか!?地質調査を目撃!!
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
大和ハウス工業の名前を聞いただけで、神戸市長の忖度企業と思ってします。
さきの「タワーマンションの存続のあり方を考える会」や「ビーナステラスからの眺望景観基準」の件でも、市長の主張に沿った意見や高さ規制を行っても指定容積率は消化できるから問題ないなど、都市局などに提灯持ち意見しか言わないデベなので、しっかり法定内の建築物しか建てないであろうと個人的には面白みのない事業者の登場で鼻白んでしまいます。
癒着とは言わないですが、何か気に食わない企業です。
ついにと期待したけど大和ですかぁ…。神戸市内でホテルや複合商業施設を数多く手がけていますがどれもこれも普通、全国どこにでもあるような建物や施設で面白みがないものばかりです。よく言えば実用本位なのかもしれません。
この会社は官庁やマスコミとの関係が良いんでしょうね、不適格建物で今や息も絶え絶えのレオパレスその影響をもろに受けているMDI に比べ、上手く火消しを行い、マスコミの後追いもなく、ほぼ無傷というダメージコントロールの良さを見せつけました。
このように手堅い会社のイメージですが、この場所では頑張って新進気鋭の設計家を起用して素晴らしいデザインの建物を作って欲しいですね。
まあフラワーロードの大和ハウス神戸支社みたいな
ビルにならない事だけは願います。
あの場所にあのビルは本当に酷いので