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JR鹿児島中央駅前の中央町19・20番街区市街地再開発で誕生した鹿児島中央タワー。地上24階建ての超高層タワーは鹿児島県下最高高さを誇る建物です。
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この建物の1〜7階を占めるのが、「鹿児島ライカ/Li-Ka 1920」。41店舗のテナントを集めた商業施設です。
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建物の中央部を貫く都市計画道路もこの建物特徴の一つです。
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一番街通りとして存在していた商店街のレガシーを踏襲する形で連続する通路が設けられました。
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通路はそのまま一番街に接続する事で、再開発ビルが駅前から回遊性や連続性を途切れさせる事のなよいように配慮されています。
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1階にはフードホールやコンビニ等が入店。観光客も利用しやすい構成になっています。
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1階に設けられたエレベーターホール。重厚な造りが特徴です。
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1階のエントランスホール周りの様子です。
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最新の商業施設らしい造りとなっています。
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2階は北側の開口部分は駅と東側を連絡する動線通路となっており、奥にテナントフロアが配置されています。
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温かみのある内装と照明設備も最新の商業施設である事を感じさせます。
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テナント構成については、隣接する駅ビルのアミュプラザや先行開業した天文館の大型再開発ビルのセンテラスとは重複しないように集められている為、小区画のテナントは抑制され、ダイソー、デコホーム、ヤマダ電気等、大型テナントを中心としています。
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やはり鹿児島もそろそろオーバーストア感が出てきている状況が垣間見えます。九州のいづれの都市もこれまでの常識では考えられない程、その都市格以上に大規模な再開発が進められてきました。
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その需要は一重に新幹線開通によるインフラ整備効果とクルーズ船に代表されるインバウンドの訪日客によって生まれましたが、ポストコロナがこれらにどのような変化をもたらすのか。
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地方創生が叫ばれて久しいですが、首都圏への一極集中のベクトルは再び強まり始めています。訪日客需要のみが地方創生の促進を図っていく唯一の手段であり、制度的に変化を起こす事は難しいでしょう。実需のみが効果をもたらします。
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鹿児島中央駅前の開発と施設の集積はJR九州と地場デベロッパーの南国殖産が主な役割を果たしています。特に南国殖産は複数のオフィスビルを駅前に建設し、Lika1920の商業フロアも同社が運営しています。
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福岡の福岡地所や鹿児島の南国殖産のようにに力のある地場デペロッパーの存在有無は、その都市の開発力に大きな影響を与えると言っても過言ではありません。
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大手デベロッパーが地方都市の中心部開発で大型投資を行う事は稀で、マンション以外では余程の大型案件でなければ、参画する例は殆ど見られません。こうなると、地元インフラ企業か資金力のある地場デベロッパーがその役割を担う事になります。
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