神戸駅周辺

(仮称)神戸市中央区相生町1丁目計画 来月の着工準備が整う 周辺でも新たなマンション開発浮上


阪急阪神不動産が計画しているJR神戸駅近くの相生町1丁目計画は、ファミレスのフレンドリーや神戸高速鉄道の建物跡地で進められる地上20階 高さ59.9m 延床面積9,172.9平方メートルの分譲マンションプロジェクトで、108戸のファミリータイプの住戸を供給します。



土地が一体化されて更地となりました。敷地面積は985.74平方メートルで、1,000平方メートル未満である事により、住宅建設が可能になっています。



来月に着工予定で、27年10月の竣工を予定しています。また敷地内には街中の交流拠点となる広場の整備も計画されており、単なる新規の都心レジデンスプロジェクトに留まらない内容となっています。



JR神戸駅周辺は今や、市内で最もタワーマンションが多く立地するエリアとなりました。今後、更に増える見込みです。業務、商業需要は三宮、元町に劣りますが、新快速停車駅という大きな利点を活かし、都心におけるベッドタウンの要素を強めています。



都心居住の醍醐味である利便性の高さはお墨付きですが、三宮のザ・都心地区と比べれば地価上昇もまだ抑制されており、開発のしやすさも手伝って、比較的手頃な分譲価格を期待できるのではないかと思われます。



多聞通りを挟んで北向かいのビルの解体が完了しました。



敷地面積は394.74平方メートル。これを取得したのは大阪ガス都市開発。この土地に地上15階 延床面積3,697.42平方メートル 総戸数70戸の分譲マンションを建設する計画です。着工は今年11月、完成は28年3月を予定しています。



またこのエリアに新たなマンション計画が浮上しました。通りの奥では和田興産がタワーレジデンスを建設中です。近隣では東京建物もタワーマンションを年内に着工予定です。



神戸駅周辺にはまとまった開発用地が他にも残されており、マンション開発と新規供給はまだ続いていきそうです。エリア内の居住人口増加は、商業地区の活性化にも寄与するメリットも期待できます。根強い都心マンション需要を制度によって抑えつける事は難しいでしょう。

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