さんちか再整備案は新通路の開設と広場の拡大を中心とした計画|こべるん ~変化していく神戸~
三宮再整備

さんちか再整備案は新通路の開設と広場の拡大を中心とした計画



開業から55年を迎える神戸市内最大の地下街であるさんちか。地上で行われている三宮再整備をこのさんちかでも連動させて三層ネットワークの向上を図り、周辺6駅の回遊性や動線の改善・向上と地下街の活性化を目的に再整備を実施する計画です。



その再整備案の骨子ですが地下街北側の夢広場を中心とした改修が主になる模様です。



神戸交通センタービルからエスカレーターで降り立つと目の前に広がるのが夢広場です。イベントスペースとして活用されていますが、人通りの多い中であまり大胆に活用する事ができないのが現状です。



この広場スペースを拡大する為に現在ラジオ関西のサテライトスタジオを含む一角を店舗から広場に転換する案が検討されています。



また回遊性の向上の為、1番街の正面から北側へ貫くように直線通路を新設し、地下鉄三宮駅とさんちか間のアクセスを改善します。



現在、さんちかから地下鉄駅方面に向かうには一旦、西側の通路に回り込まなければなりません。



新設通路が完成すると、この辺りから地下鉄駅への直線通路に連絡する事になるようです。



しかしこの長い多少の勾配のある南北通路を抜けていくいかなればならない事には変わりはないようです。



個人的には地下鉄駅改札前広場の売店があるこの位置から南側に通路を新設してさんちかに連絡する方がより効果的な動線改善になるのではないかと考えています。原案の方が工事のコストを圧縮できるのは間違いないでしょうが、比例して得られる効果も少ないのではないかと思います。



期待としてはもっと大胆な改修になるものも思っていたのですが、地下の工事については、やはりJR新駅ビルとの兼ね合いも必要とされるので更なる改修は駅ビルとセットにならざるを得ない面もあるのかもしれません。今回の改修案は来月にも公開され、都市計画決定を目指し、22年度以降に工事に着手というスケジュールで動くようです。

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