ビルからの眺望

雲海漂うある早朝の神戸

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今回は神戸の街並み変化とはあまり関係がありませんが、珍しい光景なのでご披露します。早朝の新長田方面ですが、完全に雲海に呑まれてしまっています。この梅雨空によってゲリラ豪雨等、急激な天候の変化も珍しくないこの季節ですが、雲海がここまで低い高さで広がるというのは滅多にないことだと思われます。

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地上から上空2000mまでに発生する雲を層雲と言うそうです。霧とも表現できますが、霧は地上を離れた段階で雲に定義されます。ここまで厚い状態では雲と表現するほうが適切でしょう。アスタ新長田の高層ビル群は完全に雲海の中に埋没し、かろうじて塔屋と上層階のみが顔を出しています。雲海の中は恐らく視界ゼロだったでしょう。

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遠矢浜のクリーンセンターも煙突の上部がなんとか顔を出しています。高さ的には恐らく20m-100m程度に発生していた雲でしょう。

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しばらくすると雲は移動して、消えていた新長田が姿を現し始めました。

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こちらが普段の景色です。降雨時に低い位置で層雲が発生し、六甲山が雲に包まれたり、高さ160-170m付近に発生した雲によってそれ以上の高さの高層ビル(神戸市内では現状では御影タワーレジデンスや関電ビル、標高の高い新神戸駅前の高層ビル群)が頭を雲に突っ込んでいるといった状態はよく見掛けることがありますが、今回は全くの逆パターンでした。



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