完成まで残すところあと約1年に迫る「神戸三宮ツインゲート」。ビル内に含まれるてんこ盛りの機能と内容から開業が待ち切れない超高層複合ビルです。三宮にある神戸国際会館やミント神戸等の既存のランドマーク達も複合機能を有し、街のにぎわいを牽引していますが、神戸三宮ツインゲートは、これまでの神戸の街の規格をもう1段階引き上げる役割を果たします。

カーテンウォールの取り付けはオフィスフロアを完了し、遂にホテルフロアへと移行を開始しています。ホテルフロアにはカーテンウォールのない開口部が複数存在するので、どのような見え方をするのか気になるところです。

カーテンウォールが空の様子を映し出すようになってきました。ガラスのタワーの特徴です。
バスターミナル、ホール、商業機能を組み合わせる複合施設として、開業後の状況の参考になるのは、熊本の先駆者である「サクラマチクマモト」です。熊本市都心部のバスセンターや百貨店跡地の再開発によって誕生した大型複合ビルです。神戸三宮ツインゲートと同様の機能を持ち合わせ、昼夜を問わず、非常に賑わっている施設です。

延床面積は16.4万平方メートルで、バスターミナル、シネコン、商業施設、公共ホール、オフィス、ホテル、レジデンス、空中庭園、駐車場の多彩な顔ぶれで、神戸三宮ツインゲートに負けず劣らずの規模と内容を有する巨大複合ビルです。

このバスターミナルには乗降場が29バースもあり、路線バス、中長距離バスの双方を捌いています。路線バスを含めると、バース数、路線数、乗降客数はいずれも日本最大のバスタです。路線バスでかなりの上乗せがあると思われますが、1日辺りの発着数は4,300便。単純比較はできませんが、三宮の高速バスの1日辺りの発着数は1,700便ですので、その規模の大きさが理解できるでしょう。

サクラマチクマモトは敷地面積が約3ヘクタールあるので、土地の広さを活かした開発が可能でした。三宮でも市バスや私鉄路線バスも含めてバスタに集約できる事が理想ではありますが、神戸三宮ツインゲートの敷地面積は、2期ビル分を合わせてもサクラマチクマモトの半分にも満たない為、整備される予定の最終的なバース数は12。これにミント神戸のバスターミナル内の5バースを加えて計17となります。

サクラマチクマモトの開業日来館者数は、なんと25万人。開業後7年間の累計来館者は9,000万人に上ります。年間で1,300万人を集客している計算です。商業施設の規模が延床面積4.4万平方メートルに175店を有し、シネコンも入っている事も大きな集客力を持っている要因かと思います。路線バスが集約されている事も強みでしょう。
神戸三宮ツインゲートはまず1期ビルでどれ位の人を集める事ができるでしょうか。

商業施設やバスターミナルの規模や内容は、サクラマチクマモトに匹敵する事はありませんが、オフィスやホテルについては、神戸三宮ツインゲートに軍配が上がるでしょう。ツインタワー化した後、ホールも大・中・小の3つが揃います。因みにミント神戸にも月間100万人の来館者があるようです。

有馬籠をモチーフとした基壇部北面のフレーム取り付けは完了した模様です。

実際にはまだ軒下にもフレームが取り付けられ、籠で覆うようなデザインを採用しています。早く完成した基壇部を眺めてみたいものです。

神戸三宮ツインゲートと三ノ宮駅を連絡する歩行者デッキのネットワーク拡大も着々と進行しています。

補強柱が撤去されたので、デッキ下部がスッキリと見えるようになりました。

そしてコスモビル前までに留まっていたデッキの東伸は再び伸長を開始しました。

BRENZA HOTEL前の様子です。ホテルエントランス周りをデッキが覆っています。

更に葺合南148号線も跨ぎました!将来的には廃道となる市道です。

葺合南141号線北側から眺めたデッキです。

いよいよ次の橋桁が設置されると神戸三宮ツインゲートの2階部分に接合する事になります。ビル壁面側もこの部分は足場はありません。デッキとのドッキング待機状態です。来年の今頃にはビル外観やデッキは完成し、外構仕上げ等の最終工程に入っているものと思われます。ここまで来るとあっという間でしたね。実際にはビル本体工事が始まってから既に3年経っている訳ではありますが。従って今後1年も光陰矢の如しでしょう。
神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業 「神戸三宮ツインゲート」デッキの延伸も進行中 他バスタビルとも比較してみる
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この再開発を間近に見るにつき、その行く末に期待と不安を感じるのが、コスモビルとBRENZA HOTELです。
バスターミナル建設の話が持ち上がった当初、この両ビルも2期工事に組み込まれるのでは?と期待した時期も有りましたが、現状は独立独歩の道を歩む事が確定しております。
BRENZA HOTELの方はまだ築浅でありますので頷けますが、コスモビルは1988年竣工ですので間もなく40年となります。外観、設備とも令和の時代では色あせて見えるのは致し方ありません。
ただ、2期工事が終わった後は、その立地は超々一等地になる事は約束されており、2期ビルに吸収されるより、独自開発(あるいは高値で売却)の方がメリットがあると考えたとしても不思議では有りません。
当然水面下では多方面から色んな商談や問い合わせが多数寄せられていると推測されます。
神戸空港からポートライナーで三宮へ到着するとき、真正面に迫るのがこの場所です。
インバウンド客を含め多くの来訪者に神戸の地に到着した感動と期待感を高ぶらせる建造物になる事を切に望みます。