人口減少に歯止めを掛ける為に進められているリノベーション神戸プロジェクト。郊外拠点駅を中心とし、その周辺の商業施設の大規模リニューアルや公共・文化施設の新設、共同住宅の新築、広場の整備等を行い、オールドタウン化するニュータウンの活性化を図っています。その拠点の一つである名谷。ほぼ計画されていた主要なプロジェクトは整備が完了していますが、残る須磨パティオの平面駐車場を活用した新たな商業施設の誘致及び集合住宅の新設に向けての準備が開始されました。

まず対象となるのが、パティオ平面駐車場の東側。現在、D駐車場として使用されている約2,000平方メートルの敷地です。既に更に東側に立体駐車場ビルのB駐車場が建設済であり、この平面駐輪場で開発が進められても十分な駐車収容台数が確保されています。この敷地で検討されるのは、「須磨パティオ」や「tete 名谷」などの商業施設との相乗効果を発現させるような、時間消費、コト消費型の集客施設の誘致。

まずはその可能性を確認する為、民間事業者からのアイディアを募るサウンディング型市場調査が実施されます。駅周辺で楽しいひとときを過ごせる集客施設を誘致することにより、一層の駅周辺の賑わい創出を図り都市ブランドの向上と人口誘因を目指す為の提案を求める事になり、良いプランを期待したいと思います。

既に須磨パティオやtete名谷他、駅周辺には物販や飲食店舗を取り揃えた商業施設が充実している為、もし通常のテナント施設の場合、あまり大規模な集客施設は望めないと思われます。従って神戸市もコト消費をメインとした施設の誘致をメインとして提案を求めている状況です。

地下鉄西神・山手線沿線上で同じくリノベーション神戸の拠点駅として再整備の進んだ西神中央のプレンティのリニューアルが図られる際、シネコンの誘致を検討するのではないかと考えていましたが、投資額がそこまでの改造を許さなかったのか実現はしませんでした。またパティオのリニューアルでも同様でした。

従って、今回のサウンディング型市場調査では、民間事業者からシネコンを含めた商業施設の新設提案が出てくる事を期待しています。同地下鉄沿線にはシネコンは存在せず、更には名谷以西で最も近いシネコンは明石市・大久保のイオンです。シネコン空白地帯にかなりの人口が見込める為、需要は高いのではないかと思います。
ただ今回の敷地面積が2,000平方メートルしかない為、シネコンを誘致できる大きさの用地であるのかどうか。また誘致できると、かなりの集客効果が見込め、商業施設への誘客も期待できますが、その反面、駐車場のキャパシティが足りるのかや広域からの集客が予想される為、周辺の交通渋滞を解消できるかも課題になるでしょう。

敷地的には平面駐車場は西側にもE駐車場が広がり、ここに建設が想定されている集合住宅の建設を諦めれば、シネコンを含む施設とする事も可能になるのではないかと思います。新たな施設の上層階や屋上にも駐車場を整備できれば、パーキングのキャパシティも増やす事もできます。商業施設だけでなく、シネコンのある街は、希少性がある為、住む街としての魅力もアップするでしょう。参加事業者からは敢えてE駐車場も含めた活用を求めて欲しいですね。サウンディングの実施は10月下旬、実施結果概要の発表は11月を予定しています。
リノベーション神戸・名谷駅周辺における集客施設の誘致に関するサウンディング型市場調査を実施 この地に求めたい集客施設とは
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