先週16日よりスタートした東町筋の閉鎖及び前神戸市役所本庁舎2号館の地下階及び地中躯体の解体撤去工事が開始されました。
まだ東町筋の区間の内、多くの部分が簡易的な柵で封鎖されている状態です。
しかし徐々に南側より本格的な仮囲いの設置が始まっています。そしてその仮囲いには竹中工務店のロゴが掲示されています。旧2号館の地上部解体は明和工務店が担い、既に4年前に完了しています。
連絡棟の北側に新たなにゲートが設けられました。
工事名称は「神戸市役所本庁舎2号館再整備事業における解体」。竹中工務店の工事名はいつも独特な表現が特徴です。工事の発注者は、オリックス不動産、阪急阪神不動産、関電不動産開発、大和ハウス工業、芙蓉総合リース、竹中工務店、安田不動産の企業コンソーシアム。
工期は来年3月末まで。竹中工務店の他、佐藤工業が参画し、解体工事が進められていく事になります。
複数の油圧ショベルが投入され、大量の土砂の山が築かれています。敷地内の掘削によって生まれた山でしょうか。
工事車両の出入口となるゲートは東西に一箇所ずつ設けられています。解体対象範囲は市役所だったエリアに加えて北側の旧花時計跡も含まれています。
同北側エリアも既に閉鎖されました。内部にあったコベリンのポートは東遊園地内に移設されました。近日中に仮囲いの中に収められる事になるでしょう。
新2号館は1号館を凌ぐ高さの建物になる計画です。フラワーロードに直接、接して立つ建築物としては、新神戸のANAクラウンプラザホテル、JR新駅ビルに次ぐ大きさになる予定です。
この建物が立つと、フラワーロードの景観は一変し、現在よりも風格のある街並みが形成される事になるでしょう。駅前から続くメリハリのよく利いた都市空間が形成され、フラワーロードの賑わいも増す事になるでしょう。来春からの工事が楽しみです。