布引町4丁目で建設されてきた三ノ宮・布引町ビルが完成し、3-18階を占める東横INN神戸三宮駅前がオープンしました。複数の雑居ビルが並ぶ土地を一体集約化したのは今は存在しない不動産会社・セントラルシティ。同社から大阪協栄信用組合が取得し、数年は駐車場として暫定利用してきましたが、22年冬に着工し、ようやく竣工に至りました。
地上18階 高さ59.9m 延床面積5,335.9平方メートル平方メートルの規模で、1-2階には大阪協栄信用組合の店舗・事務所が入る予定です。
東横INNのロビーは3階にある為、南側のエントランスからエレベーターでまず3階にアクセスする事になります。
大阪協栄信用組合の店舗。シャッターが降りています。元町駅北側にある神戸営業部をこちらに移転する予定なのか、それとも新店舗を開設するのか。
大阪協栄信用組合の店舗も、東横INNも各線三宮駅から徒歩1分という利便性の非常に高い立地で、高いニーズの得る事になるものと予想しています。
東横INN神戸三宮駅前は288室。神戸市内では6棟目となる今回の東横インは市内最大の規模となりました。
エレベーターポールの様子です。3階へのアクセス用に2機。
黒を基調とした石壁が通常の東横インよりも上級感のある内装に仕上げられてられています。
建物裏側には専用駐車場が整備されています。
機械式タワーパーキングが備わります。30台が収容可能です。
この駅前立地でパーキングがあるホテルは重宝されるのではないかと思います。
当初の計画では昨年11月のオープン予定でしたので、半年遅れの開業となりました。東洋カーマックスパーキング跡のダイワロイネットホテル神戸三宮プレミア以来、3年ぶりの新規ホテル開業です。
神戸空港が国際化し、国際チャーター便も高搭乗率を維持しているようです。神戸市内にも多くの新観光集客施設が開設され、体感的にもコロナ前と同等もしくはそれ以上に訪日観光客が神戸を訪れている気がします。万博効果もあるものと思われますが、ホテル需要は今後も伸びていくでしょう。しかしビジネスホテルは出店余地が狭まる中、外資系ホテルも日本のIビジネスのセグメントに進出し始めており、競争の激化が予想されます。
神戸三ノ宮・布引町ビルが完成 東横INN神戸三宮駅前が開業
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